にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん18歳。琴ちゃん・常くん3歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、90歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

2018年10月

親が亡くなっても微笑んでいなければならない。

昨夜のNHKの歌番組「うたコン」に女優安藤サクラさんがご出演

27日原発不明がんでお亡くなりになられた角替和枝さんは、彼女のお姑

角替和枝さん、安藤サクラさん。お二人の女優としてのご活躍には、

正直詳しくはありませんが、ひな壇の安藤さんは微笑まれていました

仕事とはいえ、親族が亡くなっても微笑えんでいなければならない

辛いですね


神戸に住む、あたしの妹のお姑さんは若年性アルツハイマー型認知症で長く

闘病されていました

9年前、父の葬儀に参列頂いたときには、妹婿である息子の顔も覚えて

いない様子でした

昨年お亡くなりになり、母の名代として葬儀に参列した際、甥・姪は笑って

いました

涙ひとつもこぼしてはいませんでした

祖母の死を悲しまないはずはないと思いますが、壊れていく姿・辛い

闘病から解放されたことを、「ほっ」としているかのようでした

死を悼む気持ちは大切だと思いますが、それも生き様によるので

しょうか


角替さんは64歳での旅立ち

人は、何歳で亡くなったら、どのような亡くなり方をしたら「早すぎる」

と言われないのでしょう


顔は見えれど名前が出ない・・・。名前の思い出し方法。

母美代さん。

「あぁークソ、名前ででこね」(汚い言葉お許しくださいませ)


芸能人の名前。出てこなくなりました。
美代さんではありませんが、顔ははっきりと浮かぶのに名前が出てこないのです。

そんなときは、焦りません。じっくりと思い出すまで考えます。
会話が中断されますが、待ってもらいます。(相手にもよる)


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【あたしの、名前の思い出し方法】
1】ア・イ・ウ・エ・オ順に、相田・青山・秋田・阿久津・浅田・安達
姉小路・雨宮・荒木の様に、ア行から片っ端に言葉にします。(頭の中で)


例えば俳優、「奥田英二」さんの場合。妻様の名前やお子様の名前から入ります。
妻様はエッセイストの安藤和津さん。お嬢様は女優の安藤サクラさん。
ここまで思い浮かべるうちに、スーッと出る場合もありますが、それでも出ないときは上記のやり方で。
おい・おえ・おう・おか・おく・・・!奥田・・・えあ、えい・・・じ、
となるのです。

(※ 例を奥田英二さんにした理由:先ごろ、俳優柄本明さんの妻様である女優角替和枝さんがお亡くなりになられた。長男柄本佑さんの妻様が安藤サクラさん)

2】それでも出てこないときは、あたしが美代さんにやっている方法。

名前の上の一字や下の一字、それから何文字の名前かなどのヒントをもらいます。(相手のいる会話の場合)

ややこしいと思われるかもですが、結構な割合で出てきます。


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食材、野菜やお魚の名前はすんなりと出てきますが、こと人の名前が出てこない。
小学校の同級生の名前は何とか出ますが、中学の同級生は辛うじて、高校の同級生の名前に至ってはクラブ活動が同じとか、ほんとに仲が良かった友達の名前しか出てこないのです。
顔や、特徴・印象深かった出来事などはすんなりと浮かびます。なのに、
名前だけが出てこない。
これも老化現象でしょうか?それとも若年性認知症の現れ?

美代さんは、孫婿の名前がなかなか出てきません。

「ほれ、あれよ。何たっけなー。だがらアレの名前よ。〇〇(孫)のオヤジの名前だでば」

ついには「オヤジ」とくる。「婿」の言葉さえ出ません。

「顔は浮がぶのによ・・・」

「オヤジ」はいくら何でも失礼でしょと言うと、

「わがってる。だども、出でこね。おめもそのうぢオレみたぐなるんだ!」

(※ 娘夫婦は3年前に結婚)

この母の状態と、あたしの状態。どれほどの違いがあるのか・・・。

あたしも、母の様になる・・・。

「あれ」とか、「ほらあの」とか、
      なるべく使わないように心掛けたいですね。



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しまったぁ・・・大岡裁き「喧嘩両成敗」

あたし、ズルい娘。

日曜日からの件で、この2日間まともな会話無し。(必要最小限)
午前中、母美代さんのほぼ日課の電話の声が聞こえてきた。(薄い壁1枚の隔たり)

「うんうん・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「そだぁ・・・おんなじだぁ・・・オレの歯のごど、アレはすごしもわがってね」


あたしは、どうやら「告げ口」する相手を間違えたようだ。
叔母へは、あたしから電話があったことは秘密にするようにお願いしたが、母も叔母も、娘からキツイ言葉を掛けられる方だ
年に片言の会話をする姪より、同じ悩みを共有できる母の話を信じるに決まっている。

喧嘩両成敗(両方に罪がある)とは言うが、母とあたし、言っている本質に違いがある。
母の弁。
「硬くて美味しくなくて、食べられない」

あたし。
「散々食べて、あと二切れが喉を通らない。ならば、汁もので流せば善いではないか」

堂々巡り。列車のレール。交わることはない。線路は続くよどこまでも。
      (それこそクドイ笑)

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今後は、間違っても叔母「ヨッコさん」に電話することだけはやめよう。
ん?待てよ。電話をするのなら「悪口、告げ口」ではなく、美代さんやヨッコさんを褒める内容なら善いのではないか・・・。チクリチクリと微妙な嫌味を添えて。そうだそうだ(外野の声)

はぁーーーー(ため息)

何だろうこの感覚。あたし・・・こんなにひねくれた性格だった?
んんー、たぶん、だったのだろうね・・・。

ヨッコさんの言葉にもあったが、離れて暮らしていた頃は「嫌いな母」でも、案じる気持ちがあった。
今は、一緒にいることが苦痛でたまらない。
認知症がどうこうと言うのではなく、心の垣根と言うか根本的な隔たりがあるから。
あたしの垣根。相当根深い。(垣根って、根っこあった?)

でもね、先輩介護仲間様が仰るように、先の長い介護が始まったばかり。
この先も一緒の生活が続くわけで。

天下の名奉行大岡越前さま。
お願いです。「大岡裁き」で
     「これにて一件らくちゃーく」と致してくださいませ。

(あたしの大岡越前・・・誰?)

あ、このセリフは遠山の金さんでした。あしからず。


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チリンチリン、自転車走行お気をつけください。

昨夕、ウォーキング時の出来事です。

後ろから若い女の子の、
「きゃぁ、あははは、フフフフ」
の複数の声。

自転車の女の子が5人、並列で2列と3列で追い越して行きました(多分、中学生)
更にその後ろから、チリンチリンチリン。
今度は70代と観えるオジサマが追い越して行きました。
この方たちが通り過ぎるまで、あたしは端っこを歩行。

その先に信号があり、女の子たちが一斉に振り向き、
「のっぺらぼう・・・?」
の声。

あたしの横をスーッと通り過ぎたその女性。
「エッ!」

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(あまり上手ではありませんが、こんな感じでした)

いやー、驚きました。
帽子を目深に被り、肌色のマスク。女の子たちではありませんが、あたしも一瞬
「のっぺらぼう・・・?」

ファッションでしょうか?世の中にはいろいろな方がいらっしゃいますことで。視界が狭いと思われますので、おせっかいながらお気をつけくださいませ。


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本題です。
オジサマにチリンチリンされたあたしですが、

【自転車が歩道を走行する場合、歩行者が優先されます】
1) 道路交通法が改正され、歩道走行中、理由なく自転車が歩行者に対してベルを鳴らすと、2万円以下の罰金に問われる可能性があります。
2)よけてもらうためには、ベルを鳴らすのではなく、「すみませーん。ちょっと通して貰えますか」などと歩行者の方に声を掛けて譲ってもらったり、または降りて脇を通るのがよろしいようです。

【歩道を通行できる条件について】
自転車は車両であるため、歩道が設けられた道路においては、基本的に車道を通らなければなりません。ただし、次のいずれかに該当する場合には、歩道を通行することもできます。

1)「自転車通行可」の道路標識または「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある歩道を通るとき
2)運転者が13歳未満もしくは70歳以上、または身体に障害を負っている場合
3)安全のためやむを得ない場合(例えば左右の見通しのきかない交差点を曲がる際、周囲に注意を促す目的でベルを鳴らすときなど)
  (参照:ライブドアNEWS)

オジサマもですが、中・高校等では自転車走行についての指導はなさらないのでしょうか。
仮にあたしがよけなかったら、あの女の子達は、ちゃんと縦列走行で通り過ぎてくれたのでしょうか。
以前にもウォーキング時、狭い歩道で自転車とすれ違いざま、
よけたあたしに対して「チッ」の一言がありました。
あの「チッ」は何だったのでしょうねぇ。

自転車走行の事故も増えているようです。

皆様も、くれぐれもお気をつけください。


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「亀の甲より年の劫」気遣いの薦めと、叔母の助言。

今日のことわざは、「亀の甲より年の劫」です。
       □■□■□■□■□

昨日の「もう誘うな」の件。

今朝の母美代さん、何事もなかったように起床。
いつもの様にお焼香と血圧測定。そして必ずの朝食。

お焼香は、「火事が怖い」ので辞めさせていたのですが、仏さまは匂いを食すらしいので、どうしても続けたいと申します。再開しました。
でも、ここは賃貸物件。お線香の煙で壁を汚したくはありませんので、「微香・微煙」を使用しています。

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話を戻します。
今の母の一番の話し相手は「ヨッコさん」
あたし、むしゃくしゃした気持ちをどうしても納めることができず、それこそ「告げ口」の想いでこっそり電話。

ことのいきさつと、気遣いのない言葉・母娘であることの辛さなどをつらつらと愚痴。
一通り話し終わるまで、「うん、うん」とただ頷きながら聴いてくれ、その後はあたしの気持ちを諭すように自分の現状を話してくれた。

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叔母も、娘夫婦と長い同居。娘夫婦の不仲の辛い生活の中で、わざとボケたふり、聞こえないふりをしていたと。
娘夫婦は別居し、お互い出て行き今は一人暮らしを満喫していると。
同居中は、夫婦間のいざこざで、娘からの逆ギレ容赦のないキツイ汚い言葉を浴びせられていたが、離れて暮らすようになり最近はとても穏やかになり、優しい言葉を掛けてくれるようになったと。


母が認知症であることを、ひと月ほど前に伝えてありますが、会話の中ではそれほどおかしい様子は感ぜず、たまに当てはまらない言葉を言うことがあり、そんなときは話を合わせて共に大笑いで済ませていたと。
叔母は母の認知症をどの程度理解しているのかは定かではありませんが、結局のところ、近すぎる関係はうまくはいかない。自分は敢えて耳が遠くボケたふりで何とか切り抜けてきた。だから、あたしにも間抜けたふりで半分ジョーク交じりでも良いのではないかと。

それができるのならここまで悩まない。

昨夜のことはただの一言もない。
忘れているのか、特にも思っていないのか。
娘がこれほどまでに悩んでいることなど、これっぽちも感じていない。

~今日のことわざ~

『亀の甲より年の劫』

年長者の長い間の経験は尊重すべきである。またその経験を積んだ人を尊敬すべきであるということ。
劫は長い時をいうが、功の字を使ってもいる。

(日東書院発刊 ことわざ辞典より)

PS
昨日の外食は友人からのお誘いで、会計も友人が済ませてくれたものです。
母が発した「もう誘うな」の言葉は、晩ご飯時友人も一緒の時に出た言葉です。(昼食のお礼に晩ご飯は家で食べて頂きました)
みるみる内に顔色が変わり、険悪ムード。
いくら気前の善い友人でも、さすがにそのあとは一言もなし。
申し訳ない気持ちでいっぱいのあたしの横で、平然としている母美代さん。

善意を逆なでするような言葉を平気で言う。
これも認知症ゆえになせる業でしょうか・・・。

永い間の経験を積んだ、母美代さんと叔母ヨッコさん。

一言。
母の様にはなりたくない。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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