「人は悪くないけど、口は悪い」
美代さんの迷言です。

「罪を憎んで人を憎まず」
みたいなものでしょうか。

今朝もひと悶着。
例に寄ってのリハパン・尿とりパッドの交換時の、お尻拭きの枚数のことで、美代さんからクレーム。

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1枚では心許ないので、2枚一組で拭いていますが、美代さんは頑として言い張ります。
「こごさ取ってある。ほれ、見ろ」

「それは2枚でしょ。4枚必要なのよ」

「だがら、ほれ、ちゃんとある」

取り出したのは4枚だとの思い込みで、譲りません。
1枚、2枚と数えさせ、やっと納得です。

「たぶん、あなたよりあたしの方が若いはず。老いては子に従えって言うけどさ、少しはあたしを信じたら?」

「そだよなぁ~」

あらま、素直ね。
と、思った次に出た言葉が、
「人は悪ぐねども、ど~も、くぢが悪くてよ・・・」

いやいやいや。
美代さん。あなた、何言ってるの?
枚数の思い違いよね?言い方じゃないでしょ!

枚数の思い違いを、言い方のせいにする美代さんは、
挙句は自分の性格を自画自賛。
ズルい娘のあたしから言わせてもらうけど、その性格・・・自慢できるの?

美代さんは、流行りの言葉で言い表すと「天然」なのでしょう。
認知症であることを差し引いても、そんな気がします。

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元々、気配り・気遣いのできない性格で、それは相手から言われることに対しても同じで、ものごとの裏表を理解することが苦手なようです。
思っていることを、浮かんだ言葉を、後先考えずに、言われる相手のことも考えずに口にする。

言い方は悪いけど、性格は善い(話下手だけど、性格は善い)
と、言いたかったようですが、長く娘をやっていても、未だに慣れません。(慣れろよ・・・ですね)

認知症となった今は、気配り・気遣いなど微塵もなし。
まぁ、仕方がないというか、当たり前なのでしょうね。

それでも、ついつい「相手のことを考えて」と、呟いてしまいます。