台風の影響でしょうね、降ったり止んだりの雨。

昨日、親孝行について母美代さんと話しました。

あたしの祖母である美代さんの母親は48歳で、病気により他界していると聞いています。
今から60年以上も前の医療技術で、苦しがる母親の世話をするのが親孝行だと思って看病していたそうです。

美代さんは退院以降、夜間の尿とりパッドが一晩中OKのタイプに替わりました。
その尿とりパッドの給水量は、最大750mlに対応できるタイプ。
お風呂上りにリハパンにあてがい、翌朝外したパッドは一晩中の尿でアンモニア臭もキツく、ずっしりと重い。よくもこんなにも出るものかと、変に感心してしまいます。

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お尻拭きで綺麗に拭いてあげ、新しいリハパンに昼間用の尿とりパッドをあてがうのですが、入院前は昼間はもちろん、夜間も昼間用で対応できており、トイレ時に汚れてる際は、自分で交換できていました。

「ねぇ、入院前は自分で交換できていたよね!何で今は自分でしようとしないの?」

「そだのが。どういう風にあでがってだがも、忘れだ」

忘れるものなんでしょうか?
女性には生理というものがあり、用途は違えどショーツやリハパンにあてがうという行為は同じなはず。あてがい方は身に沁みついているのではないかと思い、それを言うと、
「それはおべでるども、パッドのごどは忘れだ」

「あ、そう。あなたは親の世話を親孝行と思っていたみたいだけど、あたしはそうは思ってないよ。嫌だけど仕方なくやってるのよ」

「もさげねな・・・オレはおめがらしてもらうごどは、親孝行だど思ってら」

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親孝行ねぇ・・・。
子が親の世話をすることが親孝行なの?
あたしのように、嫌々で仕方ない想いでしていることも、親孝行なの?
そして、親孝行の一言で片づけられるのもどうかと思う訳で。

まぁ、本人がそう思っているのならそれで良いのかもしれませんが、なんだかやり切れない想いも残ります。

因みに、パッドの言葉も出辛くなっています。
「あれよ、ほれ、こごにあでるあれよ」

そう言いながら股間に手を当てる。
こうやって、一つひとつの言葉を忘れ行くのでしょうね。

あたしが美代さんの世話をしていることが親孝行と言うのなら、それは美代さんが生きている限り続く。
・・・やはり、違うよなぁ・・・

親孝行の定義

親を大切にし、真心をもってよく尽くすこと。また、そのさまや、その人。

https://kotobank.jp/word/%E8%A6%AA%E5%AD%9D%E8%A1%8C-455019

真心・・・楽をしたいだけの仕方なくの行為のあたしに、真心は難しいことです。


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