『鬼娘の介護日記』のあんず様がご紹介している本があります。

あんず様のお母様が入所されていらっしゃる、特別養護老人ホームにいる、ワンコ・ニャンコたちと入所者様・そのご家族・そしてスタッフさんたちによるエピソードが描かれている本です。

母美代さんが入院中にあんず様のブログにて知り、速購入で母の病室で一気読みしました。

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あたしは動物が好きです。
ワンコもニャンコも好きです。

わが家には、桐と青のニャンコがいます。
ふたり共、保護猫です。
仔猫のときに出会い、わが家の家族となり、
桐は今年誕生日を迎えると17歳。
青は8月1日に14歳となりました。
犬猫は、人間の数倍の速さで老いていきますが、
まだまだ元気なジジ・ババニャンコです。
そして時にツン、時にデレと、毎日色いろな表情を見せてくれます。

本の主人公は、保護犬の「文福」くん。
文福くんの奇跡と思えるエピソードや、認知症を患い、息子さんの顔も解らなかった入所者さんが、犬とのふれあいで見違えるように記憶が蘇る様や、
同じく保護猫の「鼻水を垂らした天使トラ」との、入所者さんだけではなく、スタッフや入所者さんのご家族との不思議なエピソード。
そして、表紙と裏表紙の絵を描かれた、猫ユニットに入所されておられる、後藤さんと猫の祐介くんとの出会いから、現在に至るまでの波乱万丈な人生。ニャン生・ワン生などが、悲喜こもごもにとても分かりやすく描かれています。

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読み始めから涙があふれ、母の使っているテッシュを何枚も引っこ抜き、涙と同時にあふれる鼻水を鼻栓をしながら堰き止めて、時間を忘れて読んでいました。

このあたしの姿を観た母は、
「おめ、風邪が?」

「ううん、何でもないよ」

母美代さんには読書という習慣はありません。
加えて、動物に対する愛情も少ない人なので、説明をしてもたぶんわからないと思い、敢えてスルーしました。

以前、夫が癌闘病中にある男性看護師からの言葉を載せたことがあるのですが、
笑うことが、NK細胞にとても良い刺激を与えるということ。
なので、お笑いの番組を観ることなどを薦めてもらいましたが、その際、
泣くことも刺激になると仰っていました。
まぁ、どうせなら泣くより笑う方が楽しいでしょ・・・の意見でしたが。

少し前に、動物の霊感についてを記していますが、ワンコ・ニャンコは駆け引きをしない生き物だと思うのです。
本能のままに生きている。だからこそ、人間の心を、嬉しさ・悲しさ・辛さなどを察知できるのかもしれません。

わが家の桐も、「トラ」ちゃんのように人間の心を察する能力があるように思います。
先日の肺炎で高熱にうなされていた際は、微妙な距離感で傍にいてくれました。
そう、あたしの具合が悪いこと・簡単には動けないことを察し、甘えることを我慢していたのかもしれません。
親バカまる出しで、失礼。

主人公の文福くんは、人生の終焉を察知できる特別な能力があるように描かれています。その力がどこからきているのかは一概には言えないようですが、一緒に過ごしている入所さんやスタッフさんとの、愛のあるふれあいの中で培われたものではないのか・・・そんな風にも思うのです。

人もワンコ・ニャンコも老いていきます。
最後まで面倒を看られるかは判りません。
だからこそ、安易に家族にすることもできないとも思います。

それでも、一度家族として迎えたからには最後まで一緒に居ることが、お互いの為にも大事なことだとも思うのです

仮に、もしそれができなのであれば、やむを得ない事情ができたのであれば、親としてきちんとした判断が必要になるのではないでしょうか。

そういうことも含め、愛と優しさだけではなく、とても考えさせられる内容でした。

にゃんズも老齢期入り、考えたくはないですが虹の橋へ旅立つ日が来ることは間違いなく、その時あたしは何歳になっているのか、そしてその後に新たに家族を迎えたいと思うのか、今のあたしにはわかりません。

ただ、
この子達が傍にいてくれる限りは、できるだけ多くの愛と優しさで、共に生きていきたい。

今は、そのように思っています。


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