母美代さん。
順調に回復で、退院許可が出ました。

本来ならば、すぐにでも退院させたいのですが、あたしの体調もあるので、
医師との面談は来週月曜日となり、その日に退院日が決定になる予定です。

熱が下がり咳も無くなり、2~3日前からリハビリが始まりました。
車椅子で、リハビリテーションセンターまで行き、平行棒で歩行トレーニングをしたと話していました。
時間がかかるものの、母の負けず魂・なにくそ根性で最後までやり切ったと自慢をしていましたが、母らしいです。

看護師から、
「美代さんて、こんなにも動ける人だったんですね!」
と、お褒めの言葉を頂いたそうで、子供のように喜んでいましたが、久しぶりの地に足が着いた状態で、疲れてお昼寝もぐっすりだとも言っていました。

食欲がいつもの美代さんに戻り、食事の量が少ないと愚痴っています。
酸っぱい物が大好きな美代さんのために、毎回皮ごと食べれるぶどうを持って行くのですが、子供のように夢中で食べている姿を観ると、高熱で食べられなかったつい10日ほど前がウソのようです(笑)

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そうそう、
父(美代さんの夫)の夢を観たそうです。
観たことのないスーツを着て、病室の中に無言で立っていたそうです。
その父に対して美代さんは、
「オレはまだ死にたくねがら、一緒には行げね」
と、その言葉を聴いた父はス~ッといなくなったそうで、見守っていたのか、あの世に連れに来たのか、どっちだったのかな~などと笑って言っていました。

入院後に、
「オレはこの病院から出られねがもしれね・・・」
などと、弱気発言が出ていたこともあり、それを指摘すると、
「そったなごど、言ってだのが・・・一所懸命見舞いに来てくれでだのに、申しわげねごど言ってだな」と。

・・・ほう~、神妙なお言葉ね~・・・

あたしの発熱が治まってからの面会時間は、極力短くしています。
あの病室はとにかく寒いのです。
エアコン嫌いな美代さんなのですが、2週間の入院ですっかり慣れたようで、快適に過ごしているようです。
でも、あたしは1時間もいるとけっこう冷えてしまい、それこそぶり返しになりそうで怖く、母には申し訳ないのですが、こうへいちゃんのCDをかけ(福田こうへい・母のアイドル)終わる辺りに、また明日来るからと、そそくさと病室を後にします。

DSC_0018

    病室に持ち込みました。勿論許可済みです。

ドアを閉める直前に、美代さんからの極めつけの言葉が出ます。
「また来てね(⌒∇⌒)」

「じゃあね(T_T)」

時間を持て余しているようで、ま、治った証拠ですね。


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