母美代さん、救急車搬送で救急指定病院へ。
この街に越してきて、今回で2回目。
救急担当医師へ、これまでの状況を説明したが、我ながら落ち着いて説明できたと感じた。
美代さんが苦しがっているのに、この落ち着きは何?自問自答。
医師からは、検査をしてみないことには詳しいことは言えないが、高熱の原因は肺炎か尿にバイ菌が入っての疑いがあるとの説明。
CT・レントゲン・心電図・尿検査~等で、廊下の長椅子に腰かけじっと待つ間、頭の中で色いろな想いが駆け巡っていた。
自分が傍にいたのに・・・何をしていたんだろう。
母の事は嫌い・・・でも、たった一人の母。
今後、どの様になって行くんだろう・・・。
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検査結果が出た。
CTを観させてもらった。病名は、気管支肺炎。
肺全体から観ると、とても小さなもので、症状自体は重症ではない。
若い人なら時間を掛けずに治りも早いが、母は86歳。
高齢者は治りには時間がかかると。
最初に診療を受けた内科医では、軽い風邪の診断だった。
何故判らなかったの?
肺炎は、引き始めから1週間くらいでの判断になるとの説明。
初診の内科医の診断には間違いはないとのこと。
高齢者が入院すると、特に認知症があると一気に進行することがある。そして歩くことも少なくなるので、筋力低下により自立歩行も困難になることがある。
ならないこともあるが、なることのほうが多い。
世間一般では耳にしているが、目の前に居る医師から直接言われると、気持ちが沈む。
即入院。
ベッド上安静・酸素吸入・24時間点滴。
病室に運ばれてからも、ボーっとしていた。
話は聞こえてはいたはず、看護師との受け答えも傍目からはできていたが、頭の中に入っていたかと言えば、たぶん右から左。

救急車に乗り込んだため、夕食の前にタクシーで一旦帰宅。
洗濯ものを取り込み、母の入院準備をし車で病院に戻った。
夕食が出た。
お腹が空いていると言うので食べさせたが、口をつけただけで返却。
母はリハパンと尿とりパッドを使用している。
でも、ベッド上安静で降りることはできない。
結果おむつ使用。
母の人生で、初めてのおむつ。抵抗もなく受け入れていたが、
たぶん半分は解っていない。
むすめ達にラインメールした。
ふたり共驚いていた。そして口々に
「かわいそう」
・・・・・・・
あたしの頭の中には、「かわいそう」は、全くなかった。
かわいそうとは思わない。
辛いだろうな・苦しいだろうな、とは思うも、病状自体は重くはないが、退院後の方が大変になると言う、医師の言葉の方が気になった。
薄情極まりない娘のようだ・・・。
面会時間は、午後1時~8時まで。
よほどの緊急事態が起こらない限り、家族でも時間は守ってほしいと言われた(なんか・・・融通がきかない)
「じゃぁ、あたしは帰るよ。明日の1時に又来るから、おやすみ」
「あぁ・・・」
ギリギリまで傍に付添ったが、帰り際も母は虚ろなままだった。
帰宅後、どっと疲れが出た。
・・・そういえばあたし、朝から何も食べてないや・・・
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この街に越してきて、今回で2回目。
救急担当医師へ、これまでの状況を説明したが、我ながら落ち着いて説明できたと感じた。
美代さんが苦しがっているのに、この落ち着きは何?自問自答。
医師からは、検査をしてみないことには詳しいことは言えないが、高熱の原因は肺炎か尿にバイ菌が入っての疑いがあるとの説明。
CT・レントゲン・心電図・尿検査~等で、廊下の長椅子に腰かけじっと待つ間、頭の中で色いろな想いが駆け巡っていた。
自分が傍にいたのに・・・何をしていたんだろう。
母の事は嫌い・・・でも、たった一人の母。
今後、どの様になって行くんだろう・・・。
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検査結果が出た。
CTを観させてもらった。病名は、気管支肺炎。
肺全体から観ると、とても小さなもので、症状自体は重症ではない。
若い人なら時間を掛けずに治りも早いが、母は86歳。
高齢者は治りには時間がかかると。
最初に診療を受けた内科医では、軽い風邪の診断だった。
何故判らなかったの?
肺炎は、引き始めから1週間くらいでの判断になるとの説明。
初診の内科医の診断には間違いはないとのこと。
高齢者が入院すると、特に認知症があると一気に進行することがある。そして歩くことも少なくなるので、筋力低下により自立歩行も困難になることがある。
ならないこともあるが、なることのほうが多い。
世間一般では耳にしているが、目の前に居る医師から直接言われると、気持ちが沈む。
即入院。
ベッド上安静・酸素吸入・24時間点滴。
病室に運ばれてからも、ボーっとしていた。
話は聞こえてはいたはず、看護師との受け答えも傍目からはできていたが、頭の中に入っていたかと言えば、たぶん右から左。

救急車に乗り込んだため、夕食の前にタクシーで一旦帰宅。
洗濯ものを取り込み、母の入院準備をし車で病院に戻った。
夕食が出た。
お腹が空いていると言うので食べさせたが、口をつけただけで返却。
母はリハパンと尿とりパッドを使用している。
でも、ベッド上安静で降りることはできない。
結果おむつ使用。
母の人生で、初めてのおむつ。抵抗もなく受け入れていたが、
たぶん半分は解っていない。
むすめ達にラインメールした。
ふたり共驚いていた。そして口々に
「かわいそう」
・・・・・・・
あたしの頭の中には、「かわいそう」は、全くなかった。
かわいそうとは思わない。
辛いだろうな・苦しいだろうな、とは思うも、病状自体は重くはないが、退院後の方が大変になると言う、医師の言葉の方が気になった。
薄情極まりない娘のようだ・・・。
面会時間は、午後1時~8時まで。
よほどの緊急事態が起こらない限り、家族でも時間は守ってほしいと言われた(なんか・・・融通がきかない)
「じゃぁ、あたしは帰るよ。明日の1時に又来るから、おやすみ」
「あぁ・・・」
ギリギリまで傍に付添ったが、帰り際も母は虚ろなままだった。
帰宅後、どっと疲れが出た。
・・・そういえばあたし、朝から何も食べてないや・・・
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