高齢者の事故が後を絶たないですね。

子どもの頃、我が家には車がありませんでした。
遠出の際は、列車を利用していました。

よその家には車があり、なぜうちには車がないの?
幼心に思っていました。

そう、父は免許を持っていなかったのです。


役場職員として、用務の仕事をしていた父でしたが、小学校への転属で徒歩通勤ができなくなり40歳後半で初めて免許に挑戦し、原付の免許を取得したのです。

それまでは徒歩や自転車でしたが、原付取得で行動範囲も広くなり、任せてもらえる仕事の内容も変わっていったようでした。

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定年後は、田んぼや畑に行く際は原付をフル活用していました。
我が家の畑は、自宅から3~4キロ、田んぼに至っては7~8キロ近くあったので、原付様さまだったようです(母は、自転車でしたが)

75~6歳のときだったと思います。
田んぼの帰り道、後ろから来た車との衝突事故に遭いました。
手の指の脱臼と、脳挫傷。
幸い、命に別状はないとの診断でしたが、娘からの連絡の際は、心臓が止まるのではないかと思うほど驚きました。

この時の脳の検査で、小さな梗塞がいくつかあるようだとの指摘を受けたのですが、それまでの父には脳梗塞の症状などは一切見られず、元気そのものでした。

細い農道走行で、車の往来もなく父は真ん中辺りを走っていたらしいのです。後ろから車が気たことを察した父は左に避けようとしたらしいのですが、その車は、何を思ったのか父の左側を追い越そうとしたようで、ドン・ガシャン!となってしまったらしいのです。

このとき、父は確かに左に寄ったと言っていましたが、相手側の運転手は父が右側に寄ったと言い、仕方なく左を追い越すことになったのだ言っていたそうです。(警察からの話)

当事者同士の意見の食い違いがあったものの、安全確認をせず、無理な追い越しをしようとした車が全面的に悪いということになりました。

退院後、父を交えて家族会議を開き、父の免許証の返納についてを話し合いました。
最初は渋っていた父でしたが、孫むすめ達からの強い勧めで返納に納得してくれたのです。

免許証は、近くの交番に持って行きました。
そのまま返すのかと思っていましたが、ビス止めのような工具?で免許証に穴を開けられ、持ち帰りできたのです。
そして、原付は近くのサイクルショップに引き取ってもらいました。

それ以後、父は電動アシスト自転車に乗るようになり、変わらず畑・田んぼ通いをしていましたが、あの事故のときには、もしかしたらですが、認知症になりかけていたのではないか・・・後になってからそう思うようになり、その後の検査で軽度認知症を発症していることが判明しました。

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        田んぼ道のイメージです

都会と違い地方では、車は足代わりの必需品。
免許の返納は、一大決心が要ります。
でも、命には代えがたいとも思うのです。

今回起きている事故は都会でのことのようですが、車・人が多ければ事故の被害も大きくなると思われます。

自分も、いつの日か返納を考える年齢になることは間違いないのですが、
それまでは細心の注意を払っての運転を心掛けます。

ただ、貰い事故と言うものもあります。
どんなに安全運転・安全確認をしていても、自分ではどうしようもないときもあります。

くれぐれも安全確認・スピードは控えめ安全運転をお願いしたいものです。



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