昨日は、月に一度のケアマネさんとの面談。
月曜日に戻り、部屋の片付けやらで散らかっていたため、近所のスーパーのフードコートで待ち合わせををすることに。

母美代さん、玄関を出て2~3歩。
「なんだが寒い。オレ・・・いがねくてもいがべ?」(行かなくてもいいでしょ)

まぁ、いつもの利用表を頂き母の様子を観て頂くくらいなので、母には戻ってもらった。
昨日は少々肌寒かったので、あたしもカーディガンを羽織っていたけど、ケアマネさんは半袖ポロシャツ姿。(観ている方が寒く感じた)

これまでは母も同席だったので、愚痴や突っ込んだ会話ができず、モヤモヤしながら終わらせていたので、ここぞとばかりに質問や愚痴。

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ケアマネさんは仰っていた。
家族が受け入れられない気持ちになるのは、当然のこと。
しっかりとできている姿を知っているから、何故できなくなるかがが理解できない。
それも、昨日までは普通できていたことが、今日いきなりできなくなる。

使おうとして手にしたものが、なんであるかが急に分からなくなる。
何かをしようと立ち上がったが、なんで立ち上がったのかも分からなくなる。

会話をすると、頓珍漢な受け答え。
それは最後まで聞き取れなかったりや、最初に聞いたことが飛んでしまったりで、頭の中に留めておくことができず、語彙力はあっという間になくなる。
難しい言葉ではなく、極力簡単な言葉を使うように。

そう言えば「おめの言ってるごど、さっぱりわがらね」と言われたことがある。
単に理解力が乏しいが故と思っていたけど、言葉のコンプレックスのある母には余計に面倒に感じていたのかも。

入浴中も、同じところばかりを洗う。
なぜそこばかり洗うのかと訊くと「デイで洗えなかったから」と、
言い訳・・・いい繕いになる。
これはプライドだそうな。
できるというプライド。忘れている訳ではないというプライド。

でも、美代さんはしょっちゅう「忘れだ」そして「今わがった」を繰り返す。
物忘れが頻繁になってきている自覚があり、情けないと涙することも・・・が、数分後にはケロッとしている。

あたしは母に優しくできない。
(詳しくは、母娘関係・父の想い出に記しています)
母親らしいことをしてもらった記憶がなく、女としても尊敬できない。
こうなったのも、自業自得なんだと、敢えて難しい言葉を使い、困っている母を見て「ニヤリ」としている、もう一人の自分がいるときがある。
そんなときのあたしは、悪魔と化しているのだろう。
この話をしたときの、ケアマネさんの顔は引きつっていた。

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昨夜お風呂で、いぼ痔になってるみたいだから触って確認してほしいと言われて出たあたしの言葉は、
「やだよ」

世の、むすめ様たちは、老母のいぼ痔を触れるの?
女性は男性と違い、陰部が深い。
洗浄のため、陰部やお尻の穴を平気で触れる日が来るの?
今はまだ自分で洗えるけど、いづれはそうなる日が来ることは間違いないのでしょうね。

まだらボケの母美代さん。
今朝のデイケア迎え担当のスタッフさんに、
「さ、行きましょうか」

スタッフさんとあたし、思わず目を合わせてしまいました。


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