昨夜、晩ごはん時。母美代さんと喧嘩した。

昨夜のメニュー。
鮭のムニエル・きのこソテーの付け合わせ。
菜花のお浸し・ツナ和え。
そして、ごはん・厚揚げとうふと菜花の茎部分のみそ汁。

鮭は甘塩・・・でも、美代さんにはしょっぱいらしく、半分も食べない。
付け合わせのきのこ(シイタケ・エノキ・ヒラタケ)のソテーがしなくて噛めない。(硬いのとは違い、ゴムを噛んでいるような噛み切れない感覚)
菜花のお浸しが硬い、噛めない。

味見をし、母の入歯でも噛めると判断をしたのに、噛めないと。
どうしても噛めないと、「ホレ見ろ、こうだ!」口から出して見せようとする。

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イライラの始まり。
きのこと菜花をフードプロセッサーし、これならどうだ!とみじん切りの状態で再度美代さんの前へ。
きのこは食べたのに、菜花には箸をつけない。
「なんで菜花は食べないの?せっかくプロしたのに」

「飲み込めね」

は?
なんで?
ゴソゴソして飲み込めないと文句を言う。
「みじん切りで噛む必要が無いんだから、みそ汁かお茶で流し込めばいいでしょ!」

「何としても噛めね!いだいのだ。」(痛い)

「だから!流し込めばいいでしょ!!!」

数分の言い合いの末、鮭と一緒に結局はゴミ箱へ。

噛む力
歯の噛む力はどのくらいあるのでしょうか? 人の噛む力はその人の体重程度だといわれています。 体重50kgの人なら、50kgの力で噛むのが最大というわけです。
とはいえ、50kgの力って、どのくらいなんでしょうね。 かなりの力だと思いますが、具体的にどのくらいの感覚かとなると、 ピンと来ないと思います。
ちなみに、食事の際に食物の食べやすい硬さは、 その方の噛む力の25%~30%程度が目安となるといわれています。
一般的に硬い印象のあるせんべいやピーナッツを噛むためには、 せんべいで14kg、ピーナッツで約12kgの力がいるそうです。
硬い食べ物を噛み砕くためには、これくらいの力が歯と歯茎にかかってきます。 食べ物を美味しく味わいながら快適に噛もうと思えば、 これらの力に耐えうるだけの健康な歯と歯茎が必要になります。
ところが、ブリッジや入れ歯になると、天然の歯と比べて 噛む力が35%~40%に減少するといわれています。 天然の歯の半分に満たない力しか出ませんので、 今までのように硬いものを気にせずに食べるというわけには いきません。
ブリッジの場合、口の中に義歯が入っているという感覚は 殆どないと思いますが、ブリッジを支える両隣の歯に 頼っているために、実際には噛む力はそれほど出ていません。

https://www.sannomiya-clover.com/article/dentalnews/162.html


あたしがもっと母の歯を気遣い、とろみをつけたり、更に軟らかく茹でたりすればよいのでしょうけれど・・・。
母のような、まだらボケの認知症の、総入歯の親の介護をされていらっしゃる方々は、どこまで細やかにされていらっしゃるのか・・・。

食べ終わった後、入歯を洗い、安定剤をつけ直していた母・・・。

10で善とするのか・・・
100でも足りないのか・・・

10通りの介護・・・
100通りの介護・・・