女性も、鼻の下の産毛が濃くなる人がいる。
「髭」と化す。

母美代さんもそのお仲間。
昔ながらの貝印のカミソリを使い、定期的に顔の産毛剃りをしてきた。
年齢のせいなのか手の震えが出始めているため、キレイに剃れなくなってきている。

あたしに剃ってほしいと言ってくるが、あたしには美容師の資格はない。
家族の顔剃りなら資格は必要ないのか?
善くは解らないが、それとは別に自分以外の顔に刃を当てるなどとんでもない。万が一それこそ手が震えたら傷をつけてしまうことになる。
怖くてできない。

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そこで、レディーシェーバーを買うことにした。
某、ヤマ電へ。
売り場が解らず、近くにいた男性店員に誘導して頂き売り場へ。
まぁ、色いろなメーカーがあったが、その色々あったもの全てが刃がむき出しのもの。
手動か電動かの違いだけで、これでは買っても怖くて使えないだろうことはすぐにわかった。
暫し、商品の前で思案。
ピン!
男性用シェーバーでいいじゃん!

千円台から数万円するものまで、まぁ品数豊富なこと(⌒∇⌒)
一通り見て回り、安くて小さく一番簡単そうなものを選んだ。
でも、女性の(一応)あたしがこれを買うのはどうなの?ちょっと恥ずかしいわよね・・・。

と、その時。
売り場に誘導してくれた先ほどの店員さんが通りかかったので、言い訳がましく、
「80過ぎのおばあちゃんが使うので、危なくないようにこれにしました」

すると、その店員さん。
女性でも使えるのか確認してきますと、奥の事務所へ。
2~3分ほど待たされ、
「お客様、こちらでも十分使用できるそうです、お買い上げありがとうございます」と、レジまで持って行ってくれた。

大した金額でもなく、ましてや男性用シェーバー。何だか恥ずかしくなり、レジでも「年寄りのおばあちゃん用です・・・」
あたしの言葉に耳を貸すことなく、レジ担当さんは淡々と「〇〇円です。こちら保証書になりますので、大切に保管してください」

・・・ま、こんなものね。誰が何を買うかなど関係ないわよね・・・

家に帰り美代さんに、今後はこれを使うようにと説明。
たぶん、解っていないと思っていたが、案の定いざ使う段になり、使い方を教えてほしいと。
こうして、こうやって、こうするんだよ。
うんうん。
「で、ONて何だ?」

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さっきの説明は何だった?
再度の説明で「ON」
ジョリジョリ~。
とてもキレイに剃れ、美代さんも満足気。

亡き父は電気シェーバーを使用していたので、使い方ぐらいは知っているのかと思っていましたが、それは遠い昔の事になったようです。

因みにあたしの夫は、シックインジェクター派。
電気シェーバーを使ったのは、癌で入院したときのみでした。

まだらボケではありますが、
身だしなみをきちんとすることは、大事なことだとだと思っています。



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