あたしは今58歳。

今年は50代最後の年となる。

母美代さんはアルツハイマー型認知症、要介護1。
加えて変形性膝関節症、過活動膀胱・切迫性尿失禁がある。
一昨年の10月に脳梗塞を発症しており、
  • レミニール錠 物忘れなどの症状が進むのをおさえる
  • クロピトグレル錠 血液を固まりにくくして、血栓を予防する
  • ロトリガ粒状カプセル 血液中の中性脂肪やコレステロールを下げる
これらの薬を飲んでいる。
過活動膀胱・切迫性尿失禁の薬、ベタニス錠は効き目が感じられず、3月20日以降止めている。

あたしも物忘れの症状が出ている。
これをやろう、と思っていたのに、気がつけば違うことをしているということが結構ある。
あ、そうだ!先にこれをするつもりだったんだ・・・なんていう調子だ。
美代さんのことを言えないではないか(笑)

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美代さんとあたしは27歳差。
当然あたしと同じ年齢のときがあった訳で、その頃の母はどんなだった・・・?
田んぼ・畑作業をしながら、しっかりと家庭を守っていた・・・ように思う。
働いていたあたしの代わりに、むすめ達の世話もしてもらった。

あの頃はまだ、今ほど母を嫌ってはいなかった。
そう、
「どこに行くの?何をしに行くの?何時に帰るの?」

この言葉が出始めた頃から、疎ましく感じるようになった。
それは夫が自営業を始め、その手伝いで家に居る時間が長くなってからだったような・・・。
その頃のあたしは30代半ば。美代さんは60代前半。
あの言葉はいつでもあたしに付きまとった。

40歳のとき、夫の転職でここ茨城に転居。
母は67歳。
やっとこの母親から解放される・・・。

あたしの長女は、20歳であたしたち夫婦から離れた。
40歳、倍の年齢だ。

母は、美代さんは、あたしたち夫婦と次女が居なくなったことで寂しく感じていたのだろうか。
父が居て、長女が残ったのに寂しかったのだろうか。

そういえば、
「ユカが何々をしない・・・オレは親ではないから強く言えない」

こんなことを言ってくることが多かった。
縛るものが欲しかったのだろうか。

今更美代さんに訊いたところで、あの頃の心境を憶えているのどうか、わからない。
いやっ、案外サラッと「寂しかった」と言うような気もする(笑)

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平成が終わろうとしている。
放送界は、連日今上天皇・皇后様の話題で持ちきりだ。
皇后美智子様の回顧録に、「皇室に入らない選択をしていたら・・・」
というのがあった。
美智子様は運命として皇室を選ばれたのだ・・・そう思う。

母美代さんの元に生まれていなければ・・・
子は、親を選べない。親も然りか・・・。
宿命は変えられないという。
あたしは母の元に生まれる宿命だったのだろう。

運命は自分で選択するもの。
あたしは母の介護をするという運命を選んだ。
今更後には引けない。
散々世話になったのも事実なのだから、「孝行したい時分に親は無し」とならないように、まぁ、やれるだけのことはやっていこう。


宿命は変えられない。
が、運命は自分で選択するもの、切り開くもの。


この先あたしは、どのような運命を選択していくのだろう。


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