午前中、パソコン入力中に、後ろから声を掛けられました。
「なぁ、このコート春物か、冬物か?どごさしまうのだ?」
(どこに仕舞うの?)

冬物なので、クリーニングに出すまではクローゼットの中に掛けておくようにと言いました。
すると、
「このコート、いづが着たごどあるじゃな?・・・あの寒い日だ!・・・」

3月に入り、そろそろダウンコートではなく少し薄い物が着たいと言い出していたので、春物ジャケットに替えていました。

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デイケアからのお知らせで、3月末を予定として『桜見学』会のお知らせが入ったのが2月末。
先週辺りから桜の花便りで、そろそろかな・・・と、思っていたところ、3日水曜日がその桜見学会で、外歩きになるので寒さ対策として上記のコートを着ていきました。

そう、この日は朝から風が強く、なんで今日?と思いながらも、ひざ掛けも持たせたので何とか過ごしたようでした。

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問題はこれからなのです。
いつか着たことのあるというこのコートですが、一昨日、3日に着たのは確かなことです。
が、それどころか昨年末から一冬中デイケア時や外出時には着ていたコートです。
「そうだね、桜見学の日は寒かったものね。でも、このコートはデイ行くときいつも着てたよ。12月から3月の中頃までの、4ヶ月くらいは着ていたコートだよ」

「そだけが・・・?」

「それに春物ではないよ。美代さんには春物・冬物どっちに見えるの?」

「冬物のようにも見えるども・・・そが・・冬に着てだのが・・・」

この後、
なしてこったに忘れでしまうんだが・・・ううう」
(どうしてこんなに忘れてしまうのか)

泣き出してしまいました。
そして、泣きながら部屋に戻りコートを仕舞いこんだようでした。

物忘れは、あたしにもあります。
でも、母の物忘れは明らかに病的な物。
認知症って、こんなにも一気に進むものなのですね・・・。

そしてこの後の母、
「少し、あだまの体操しねば益々悪ぐなる」

ケロリとして、デイケアから持ち帰った計算問題や、塗り絵を取り出し、
しばらく自己の世界に突入。
1時間ほど夢中になっていたようでしたが、
「あ、疲れだ。何時だ?そろそろ飯食わねば」

物忘れに嘆き、やる気になりそして、お腹が空いたら食べる。

まだらボケの母美代さん。
頭の中はどのような状態なのでしょう。

まぁ、食べることだけは忘れないようなので、長生きするのでしょうね。


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