昨夜から一緒に行きたいと言っていたので母美代さんと連れ立って、近所のスーパーへ買い物に。

美代さんは杖歩行。
一緒に歩くあたしは、超が付くスローペース。
やっとのこと店内へ入った途端に、疲れたから近くにあるベンチで休むと言い出す。
かなり筋力が落ちたようだ。

野菜売り場から見て回ると、陳列棚に葡萄があった。
どうしても食べたいというので、カゴの中へ。
少し歩くと今度は生ふきが。
例の如く上から突き始めたので、頼むからやめてほしいいと小声で伝えるが、美代さんは突いているつもりはなく、ただ、懐かしさのあまり触っただけだと。

そして、小さな子供が欲しい物の傍を離れないように、生ふきの上に手を置いたまま、みそ汁で食べたいので買ってほしいと。
自分で料理をするわけではない。
いや、あたしが傍についているときは使うのです。それでいて、ガスが、火が怖いから・・・火の調節が上手くできないからと言い訳をする。

思えば、昨年の夏には自分でそうめんを茹でていた母。
そうめんは、茹でるだけで食べられますから・・・。

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ソーセージが目に留まった。
買って欲しいと言う。
ソーセージには申し訳ないが、諦めてもらった。

それこそ、昨年の夏辺りに、自分で買い物をしてきたことがあり、朝食のおかずとして丸ごとむしゃむしゃとかぶりついていた。
1本~2本と順調になくなったが、残りの2本に手を付けずに冷蔵庫の片隅で忘れられていた。
賞味期限があるのだから、なるべく早めに食べるように言っていたが、結局期限が切れて3ヶ月も過ぎた頃、勿体ないが破棄。
あたしが調理してあげたらよかったでしょ?!と、思われるかもしれませんが、それは違うのです。
一昨年の9月、ここで暮らすと決めた際に、朝食・昼食は自分で作るとの約束をし、料理嫌いの美代さんが、調理せず食べられるものとして自ら買った、ソーセージなのです。

このようなことがあったので、買うことを諦めさせました。
そして、このようなことがあったことを、当然の如く忘れていました。

約束をした話を持ち出すと、「憶えている」との返事が返ってきます。
どこまで憶えているのか、定かではありませんが・・・。

あたしは母に厳しい。そしてズルい。
だって、あたしは母が嫌いなのだから。
それは、過去に色いろあり、根強く心の中に留まるものがあるから。

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買い物帰りの途中、
「あぁ、疲れだ・・・もう買い物には行がね。歩げね・・・」

「そうね・・・その方がいいね・・・」


ソーセージの場所から離れる際、
腹いで・・・、トイレさ行きて・・・」(お腹が痛い)

一番近いトイレへ急いで移動。
近くにベンチがあったので、トイレの後はあたしの買い物が済むまでここに座って待つようにと言い聞かせていたのに、会計を終え母の元へ行くと歩き回っていた。
「ねぇ、ちゃんと待っていてくれないと迷子になるでしょ。お願いだから言うことを聞いて・・・」

「待ってだ!でも、観たい物あったがら・・・」

時間がズレていたら、あたしは母を探して歩く羽目になっていたはず。
どうして分かってもらえないのだろう・・・。
情けなくて泣けてきた。

眼を離したあたしが悪いのだと思う。分かってはいる。
それでも、イライラ感・モヤモヤ感が残る。

※ 母の杖には、名前と年齢・携帯番号を記しています。

PS
生ふきの下茹では美代さん自らしました。
よほどのこと、食べたかったのでしょう。
そして、ガスを使えたのです(あたしは傍にはついていませんでした)

「おっかね、ガス使えね・・・」


・・・・・・・・・・・・・・?

まだらボケの母美代さん。
今日は、良い日・悪い日どっちだったのでしょう・・・。


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