今朝、着替えの手伝いに母の部屋へ。

ふと、骨折した左手を観ると包帯がとれている。なぜとったのかを訊くと、
「わがらね、とりたぐなって、とった」

「なんで?固定してなきゃダメでしょ」

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昨日、デイケアから帰ってくると、開口一番に、
「今日の包帯、ずできにいらね。いっつもの看護婦さん今日休みだがらって、違う人にまがれだ」(絶対気に入らない、看護師さんですが、母の中では看護婦さん)

包帯が緩く巻かれたことが気に入らないようでしたが、たぶんそのせいで、何も考えずにとってしまったのでしょう。
そして、
「今日、病院さ行ぐのだべ?」

先週の金曜日受診した際、若い医師から「毎週レントゲンを撮るように」と言われていましたので、
昨夜の会話で今日か金曜日に行こうと話していましたが、母の頭の中では「今日」と決まってしまったようです。


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巻いて頂いた包帯と同じものを薬剤店で探したのですが、伸縮性のあるタイプばかりで見つけられず、ネット検索もしてみたのですが、結局ありませんでした。
骨折したのは22日。あれから一度も包帯交換をしていなかったので、外したのも丁度いいやと病院へ。

今日の医師は、初めに診てくれたおじいちゃん・・・に観える先生。
「あ~あ、外しちゃったのね・・・。ギブスだと、指まで固定されて動かなくなってしまうからね。包帯巻くから、もうとっちゃだめですよ」

手際よく、くるくると巻いて頂き、レントゲン室へ。
その後再度診察室へ呼ばれ、
「きれいですね。毎週来なくても大丈夫ですよ、次は3週間後に来て下さい」

「えっ、そうなんですか?」

「ここに来るのも、なかなか大変そうですから・・・。お茶碗、持ってもいいですよ」

母美代さんは、極度のビビり。
入室の際、医師の前に座るまでが大騒ぎ。
「おっかね、うごがすなよ・・・ここでいいのが?」

椅子が、どこぞへ飛んで行くとでも思っているのか・・・はたまた椅子を外されるとでも思っているのか、「だ丈夫だから、腰を下ろして」看護師とあたし二人がかりで、何度言っても訊き訳がないのです。
この様子とレントゲンを観ての判断なのでしょうけれど、毎回ホントに疲れます。

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話は変わります。
美代さんは週3日、月・水・土曜日がデイケア日です。

昼食後、1月のカレンダーを観て、
「次の土曜日は・・・ねな。したら、オレはもう土曜日は行がなくてもいいのが?」(無いな)

1月が終わっても、あたしの頭では引き続き2月も通うと判断しますが、母の中では2月も続くということが浮かばなかったようです。
そのあとに、1年は何か月あるの?1月から始まったら最後の月は何月?と訊いてみたのですが、母はだんまりのあとボソッと「わがらね・・・」ジッとカレンダーを見ていましたが、答えられず。カレンダーをめくってみるように促されて、やっとのこと、
「1年は12ヶ月だべ。1月がら始まったら次は2月だべ」

「そうだね、1月の土曜日が終わっても2月の土曜日があるでしょ。ずっと続くのよ」

こういうことが、認知症なのでしょうね。

良い日・悪い日。
今日は、悪い日・・・のようです。