あたしが通っているいる美容室は、理美併設。
通い始めてかれこれ3年くらいになりますか。

担当美容師Tさんは、あたしの一回り下の年齢。
2度の脳梗塞で左脳にダメージを受けたため言語と歩行に困難が出、意思疎通が難しい状態の要介護度3のお母様を、週6日デイケアに通わせているとのことでした。

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仕事柄、日曜祭日の休みはなく、その日は上二人のお姉様に交互に観てもらっているとのこと。
お母様の脳梗塞発症後、暫くは上のお姉様が介護されていたそうですが、几帳面なお姉様は介護うつに近い状態になり、お母様の病状にも影響されるため自分が看るようになったのだと。
3姉妹の末っ子でクヨクヨしない性格(大雑把)と自己分析されており、お母様のこともできる範囲でやっていらっしゃるようでした。

このTさん、お若いころから白髪が多く、白髪染めでは間に合わないらしく脱色をしカラーを入れていらっしゃるということは、以前からうかがっていました。

お母様が昨年夏頃に、てんかん発作で入院集中治療後、リハビリのために3か月間の約束で専門施設に入院させることになったという話を聞いたのが、9月ごろの話。

年末にカラーを施してもらった際、入院が延期され3月いっぱいまでお世話になることになり、金額の負担は増すが、精神的負担はかなりなくなったとおっしゃていました。
その精神的負担がなくなった理由として、
長らく生えていなかった黒髪が根元にチラチラと観えてきた。自覚はなかったが白髪の原因は母親にもあり、これほどまでの負担があったことに自分でも驚いていると。

入院されたお母様は、寂しさのあまり初めの頃は面会の度に泣かれ、面会が苦痛になっていたらしいのですが、施設にも徐々に慣れ、いつしか別れの際には手を振って「さよなら」をしてくれるまでになったと。

これまで母親の介護が普通であった状態だったのがそうでなくなり、その生活に家族も慣れてきているが、春からはまた介護の生活に戻る訳で、これまでのようにできるかを不安に思っているとのことでした。

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母担当のケアマネさんのお言葉にもありましたが、
「介護は長く続くものだから、あまり神経質にならずに言葉尻を捕らえるようなこともせず、聞き流すようにしてください」と。

Tさんは、お母様の言っていることはほぼ聞き取れず、身振り手振りでの会話になっていると。たまに違ったときはお互い笑って過ごしているのだとおっしゃっていました。

脳梗塞と認知症、意思疎通ができない状態はどちらがどうとは言えませんが、昔話に花が咲き、電話で大いに盛り上がる母美代さんは、話し終わると「ああスッキリした」言い。「どんな事話したの?」と訊くと「あ?おべでね」と言います。

あたしは「話した内容憶えていないのにスッキリしたの!」とツッコミを入れてしまうのですが、これが良くないことのようです。
「そう、楽しんで良かったね・・・」くらいの余裕の対応が必要のようですが、それが出来ていたらあたしも白髪が増えていない。

母の様なグレーヘアーには程遠い「まだらグレーヘアー」の神経質なあたし。当分は白髪染が必要です。

介護も髪も、Tさんのようにはいきません。


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