普通にドアの開閉をする。
「きゃあっ」
洗面所の脇を通る。
「きゃあっ」
用があって名前を呼ぶ。
「きゃあっ」

数えたらきりがありません。
これは認知症とは関係ありません。昔からでした。
調べてみると、病気というのではなく一つの「個性」とありました。


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母から聞いた話です。
結婚前の若い頃、田んぼのあぜ道の草取りをしていたそうです。
脇を通ったオジサンにいきなり声を掛けられた母。

「娘っ子、せい出るな」(頑張ってるな)

その声に「きゃあっ」
オジサンの方が驚いたそうです。

「申し訳ねぇ・・・子どものころがらびっくりするど、声が出でだ。傍通るどぎはゴホンみだぐ声かげでくれ」

母は、そのオジサンにこのように頼んだそうです。
赤の他人が傍を通る際わざわざ声掛けしますか?
それに、あらかじめの「ゴホン」の声に驚いたら結局「きゃあっ」の声が出るのでは・・・。

母のビビりについては何度も記していますが、いい加減にホントにいい加減にしてほしいのです。
今朝も、トイレに行こうとして普通に台所のドアを開けました。

「きゃあっ」

ドアの手前でトイレから出てきた母が、中途半端な状態のズボンを上げていました。
あたしは母が廊下にいたことに気付かずにただドアを開けただけ。
てか、一々これからドア開けるよと言う?
第一、何でトイレでズボンを上げてこないの?

「ねぇ、頼むからその声なんとかならない?毎回毎回きゃあきゃあ言われるこっちの身にもなってよ。
隣近所の人に、あたしがあなたを虐めてるように思われるでしょ。それに、なんでトイレでズボン上げないの?」


「わるなぁ・・・これがらは声出さねようにするがら・・・」

とは言っていますが、このシーン何度も繰り返されています。
出さないようにする。多分無理。
子どもの頃から、母は父親からも声のことを指摘されていたそうです。物心つくのは4~5歳でしょうか?だとしたら既に80年物。
今更なにを言っているのか。治す気持ちがあるのならとっくに治っているはず。
しかし、「個性」ならば致し方ない。

【個性】とは、自分だけの特徴
(引用:http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/koseitowananika13.htm


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トイレから中途半端な状態で出てくる母美代さん。
なぜ?
トイレが狭いそうです。
身体の自由が利かなくなっているので、廊下の方が上げやすいと言う。

岩手時代に勤めていた職場の上司(あたしより若い女性)が、同じようにズボンのファスナーを上げながら出てくる人でした。
更に上司の室長(男性)から

「何をやってるの、はしたない。チーフは女性だろ!」

この言葉は今の時代はセクハラ発言でしょうか?
でも、男女限らずはしたないことには変わりないと思う。

確かに年老いて身体の自由は利かなくなってきている。それは否めない。
でも、同性としてもう少し身だしなみをきちんとしてほしい。
認知症だから・・・仕方がない・・・いいへ!
単なるズボラな性格でしょ!と、言いたい。

「きゃあっ」・・・軽度認知症とは関係ありません。


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