母、美代さんの微熱や、咳、痰の原因は気管支炎に因るものでした。

「カッ」と喉を鳴らすように痰を出す。
いつになっても治らないので内科を受診。
レントゲン結果。肺炎までにはなっていないが、気管支炎を患っていました。
脳梗塞の薬に加えて更に風邪薬の追加は、美代さんにとっては頭の中が追い付かない状態になります。

母は、軽度認知症
《薬の飲み忘れ防止策》


 1日1回の薬   袋に飲んだ日付けを記入

   2回の薬   袋に飲んだ日付けを記入 
          2回目を飲んだら日付を〇で囲む

   3回の薬   1~2回目は同じで、3回目を飲んだ
          ら
その上に大きくを×する 

自ら日付・〇囲みを入れることで、飲み忘れがないかのチェックをさせてきましたが、それも忘れることがあります。
薬の飲み忘れに関しては、一言声掛けをしています。

認知症の進行度は人それぞれだとは思いますが、何だろう?この2~3日急激に同じ話を繰り返すようになり、視空間認知も大分衰えてきたように思います。


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《視空間認知障害》

視力が障害されていないにもかかわらず、顔や物品の認識や物品を見つける能力の障害、簡単な道具の操作や着衣の能力の障害。
(ウィキペディアより引用)

認知症は、いつもと変わらない行動をすることは容易ですが、違う行動、今回は薬の数(袋の数)が増えたことで、認知機能がパニックを起こしているようです。
何時もの薬袋は簡単に取り出すのですが(退院時に頂いた手提げ紙袋から)今回の様な新しい薬袋に関しては見逃すことにもあり、見守りが必要になります。

冷蔵庫の中に入っている物を見つけられずに、あたしを呼び出す回数も増えました。
毎回、上から順にゆっくりと目を通すように言うのですが、探すというのではなく、見えている部分だけを観た。という状態です。
母専用のコーナーを設けてはいるのですが、その通りです。
これは、物品の認識や品物を見つける能力の障害です。

衣類にしても、いつも手前にあるものだけを着ます。
そして、トイレを済ませた際の後ろ姿は、上着がズボンの中に入っている状態で出てくることが多くなりましたが、観えている部分はちゃんとできるようですが、後ろにまでは、気が行き届かないのです。
これは、着衣の能力の障害に当たるのだと思います。

上着の状態がおかしいことを伝えると、
「あ、忘れでいだ」の返事です。
冷蔵庫に関しては、隅々まで何度も観るようにと言い聞かせています。

善い状態の日、そして逆の日と、日々ミリ単位で進行しているようです。


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