今日のことわざは「暖簾に腕押し」です。
      □■□■□■□■□

~ファイトー、イッパーツ~

~24時間働けますか?♬~

~愛情1本~
などなど、いろいろなドリンク剤があります。

b95b464b0f5acdcdf215b17c86d38f26_s


あたしもたまにお世話になります。
(体調が優れない時や、帰省の際のロングドライブ時など)

ドラッグストアにもよりますが、安い物では10本で500~600円で購入できます。
このドリンクですが母美代さんは、ほぼ毎日飲みます。
特に怠いという訳はないのに、喉が渇いた時など飲まずにはいられないようで。
それでいて、飲むと『シャキッ』とするそうです。
もはや、中毒状態。

どこの何方の情報なのか、既に記憶がなくなっているらしいのですが、
「最近のドリンク剤には『カフェインが入っていない』ので、飲んでも身体には害が無い」
の間違った自論を持つ母。

身体に影響がないかについて調べてみました。

スポンサーリンク



【化学物質でできている】
すべてといっていいくらい、化合物の寄せ集めのようで、なかでも気になるのが糖分で、たいていの栄養ドリンクにはけっこうな糖分が含まれているそうです。
たとえば、125ccの栄養ドリンクの原材料名には「糖質(砂糖、ブドウ糖果糖液糖)」とあり、成分表には「炭水化物19g」とあるので、糖質=19gと考えてよいとのこと。
厚生労働省は、消化性炭水化物の一日の最低必要量を100gと推定しているので、125ccの栄養ドリンク1本で、一日の必要量の5分の1近くが摂れてしまうというのは「米好き」の母にはいかがなものかと思います。

【気になるカフェイン】
全てではないが、1本中50mgの無水カフェインが含まれているものもあるようです。
無水カフェインとはコーヒーなどから人工的に成分を抽出し、水分子を取り除いて結晶化したものでコーヒーなどに含まれているカフェインと、同等の作用があると考えられているようです。
カフェイン50mgという分量は、インスタントコーヒーで65mg、紅茶や煎茶で30mg程度ですから、けっこうな分量といってもよいことになるようです。(含有量はいずれも150mlにつき)

カフェインを過剰に摂取すると体に悪い影響が出るのはよく知られていることで、アメリカでは栄養ドリンクの過剰摂取が問題となっており、2013年には、米国食品医薬品局が栄養ドリンクの安全性を調査したところ、この10年で、栄養ドリンクとの関連性を否定できない死亡事件が13件もあったとのことです。

毎日飲む母に、少し高額でも効果のありそうな物を、体調が悪いときだけ飲むようにと購入したこともあったのですが、言うことを聞かず毎日飲み続け、
「効き目が良すぎで身体に悪いど思う。なんだが太ったようだ。前の安いのに替える」

結局1本辺り50~60円の物に戻ってしまいました。
本人の自覚があるように、体重も増え身体が丸くなったように感じます。

高い物は強すぎて体に悪い。
安い物は毎日飲んでも安心。
(この考えからは脱出不可能・・・泣)

カフェインについては、あたしもコーヒー好きで、日に3杯ほどは飲みますが、ブラック且つアメリカンです。
若いときから持病の「頭痛」を抱えながら、それでも休むことなく仕事を続けてきた母にとって、「栄養ドリンク」は「なくてはならない」存在だったはずで、今更どんなに説いても無駄なことは分かっていますが、せめて本数だけでも減らして欲しいと願っているあたしです。

今朝10時頃に温度計をベランダに出しておきました。
メモリが、37度まで上がっていました。
皆様、熱中症対策致しましょうね。

水分補給、忘れずに。
(ここぞという時には、栄養ドリンク・・・でしょうか)


~今日のことわざ~

『暖簾に腕押し』

すこしも手ごたえのないこと。張り合いのないことのたとえ。風にひらひらなびいているようなのれんに、腕力で押してもなんの手ごたえもないわけで、拍子抜けしてしまうことをいう。


(日東書院発刊 ことわざ辞典)

母のために、どんなに詳しく説明しても、あたしの声は届かないようです。
張り合い・・・ないですね。 

スポンサーリンク