にゃんズの母(認知症と猫とわたし)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青くん20歳(せい2026.4.24没)。琴ちゃん4歳。黒(こく)ちゃん5歳。常くん5歳。連くん3歳。子猫の陽くん」「わたし、お洒落大好き前期高齢者」「母、93歳。認知症要介護5で、地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

ごみ回収日で、曜日を確認する母。でも、間違ってる・・・

10月22日、曜日の勘違いについてを記しています。

母美代さん。
水曜日から、木・金とこの3日間、「勘違い」の連続です。

水曜日。毎回楽しみにしているデイケアの日。洗面所から出ての一言。

「今日は土曜日だな」

ハイハイ、楽しみにしているデイの日ね。

木曜日。起きてきて居間に入るなり、

「今日は金曜日だな・・・ん?いや、木曜日だ・・・金曜が?」

そして今日、金曜日です。

「今日は、木曜日だな」

演技力のない大根役者のあたし。ストレートに、今日が木曜日なら昨日は水曜日。昨日デイに行ったのかと訊きました。
少し悩みながらの美代さん。

「いやー・・・。昨日は行ってね気がする・・・」

曜日の感覚が分からなくなったのがいつ頃からだったか、あたしもはっきりとは憶えていないのですが、取り敢えず母には寝る前にカレンダーに「今日が終わった」ということで、バッテンをつけさせています。部屋で確認させました。


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毎週金曜日は、プラスチックごみの日です。
前夜の内に袋の交換をします。
そのゴミ袋を、母は燃えるごみと勘違いしたらしく、今朝いつもより早めの起床で自分のごみを出そうと思ったというのです。
そう言えば昨夜、出しておいたプラスチックごみの袋に、丸めたティッシュを捨てようとして、

「このごみ、この袋に入れでもいいのが?」と。

出ている袋の中身がプラごみであることを認識できているのか問うと、

「わがってる」の返事。

わかっているのなら、ちゃんと燃えるごみの箱に捨てるように促しました。
目の前に可燃ごみの箱があるのにも関わらず、出ているプラ袋に入れようとするのは面倒くさいから?
それとも認識できていないから?
昨夜のこの件が、母の頭の中では木曜日「可燃ごみの日」と、強く印象付けられたようでの、

「今日は木曜日だな」の発言となったようです。


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(年末年始以外は祝祭日にも回収があるのでとても有難いです)


母は、ときどき頭の中が真っ白になるそうです。
あたしの丁寧な(母曰くこ難す・・・少し難しい)説明の最中も、

「あぁー、わがった。あだまのなが、ごちゃごちゃする。少し黙ってけろ」と言われます。

専門書にも、説明は分かりやすい言葉で、短く。とありますから、そうしたいのはやまやまなのですが、TV視聴中にも「今の意味なんだ?」が度々。
言葉の意味を教えるためにはどうしても長くなります。

現在の母美代さん。軽度と中等度を行ったり来たり。
軽度の症状は2年ほど前からありました。

中等度の症状の中で目立ってきたもの
● 記憶障害がさらに進む
● 言葉の言い間違いが増える
● 他人の言葉が理解できないことがある
● 自分の見ているものがときどきわからなくなる

以上の状態。
ごみの問題は上記の症状に丸々入っているように思います。

それでも、話さなければ、黙っていれば可愛いおばあちゃん。

「ずーっと可愛いおばあちゃんでいてくれたらいいのに」

ズルい娘の独り言・・・。


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介護に関する本を購入。遥かなる女優への道。

母美代さん用の児童向け図書を借りに図書館通い。

ついでにと、介護に関する本も一緒に。
これまでに数冊借りてきていますが、その中で1番分かりやすかった本と
同じものを書店にて購入。


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12~13年前、父が認知症発症した際にも当時の最新版を購入し、取り敢えず完読。
2冊購入し、1冊は実家の母用としていましたが、「本を読む」という行為そのものが母にはなく、あたしが読んだ内容を電話で教える。を繰り返していました。
(読む。ことが苦手・・・苦痛だったらしい)

その父も9年前に亡くなり、もう本は必要ないと廃棄。
当時完読した内容は、恥ずかしい話大まかな部分しか記憶に残っていませんが、そのなかでも一番記憶に残っているのは、認知症患者に対して「女優」になり「演技」をするということ。
例えば、同じことを何度も訊いてくることに対して、「また?」とか「さっきも言ったよ」などとは言わず、その都度演技をすることが大事とありました。
母にもそう伝えていましたが、ガサツな母が「女優」になどなれるはずもなく、あたしが話した内容など右から左。
挙句、

「そったな病気、エイッ!ヤッ!て、気合で治すんだ」


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母は両親を20代で失くしています。
身近に認知症介護をしている者などおらず、また、60年も前のこと、認知症の言葉もなく「人は年を取れば誰でも物忘れや、おかしな行動をとる」それが当たり前だった時代の、ましてや農村部での生活。(認知症の言葉を使う以前は痴呆症)
仮に家族の中に患者がいたとしても、日々の農作業に追われての生活の中では、「とぼけて役に立たない年寄りはほっとけ」だったと思います。

介護の「か」の字も知らない母にとっては、父の介護など「未知の世界」
女優になり切るどころか、本を参考にすることもなく、
日々変わらずの毎日。
父と同じ病気となった今、自分が父に対してどのような態度をとっていたかなど完全に忘れ、もう少し優しく接してくれと言います。

「女優になる」
あたしが今一番の目標にしている介護の姿。
「さっきも訊いてきたよね?」「昨日も同じこと言ってたよ」
「またなの?」などと、度々の禁句使いたい放題で、言ってしまってから、
「ザ・後悔」(落ち込みます)
母の症状は半分以上は正気。このハザマの中で、どこまでの演技力が必要なのか。

「嘘」ではなく「演ずる」

初々しい新人女優でいくか、それとも母でもわかる大根役者?
あたしは大根役者・・・でしょう。

【大根役者】
演技のへたな役者。大根。へぼ役者。だいこやくしゃ。 〔語源未詳。大根の根の白いことを素人しろうとという語に通わせたとする説、大根はいくら食べても決して「当たらない」という洒落とする説、大根の鈍重な形からの連想とする説などがある〕
(引用:大辞林)

今のところは大根役者ですが、少しづつ力を付け何れは助演女優賞並の演技力をつける。

『鬼娘の介護日記』のあんず様は、
とても分かりやすく演じていらっしゃいます。参考になります。


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ハロウィーンパーティーと、月の和名を教わる母

昨日はハロウィーン。

母美代さんが通うデイケアでも、少しだけ催し物があったようです。
職員の方々が、三角帽子・お面をかぶり、もじゃもじゃシルバーヘアーのかつら姿で利用者さんをお出迎え。

午前中は、いつもと変わらずのリハビリ。
午後のレクリエーションでは、じゃんけん大会。

隣り合った同士でじゃんけん。

最初はグー。じゃんけんポン。
勝ったほうは、お菓子の量が少しだけ多い。

「最初はグー。じゃんけんポンで、グーのままにした。相手はチョキで
オレが勝った」



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嬉しそうに話していました。が、そのあとにひとこと。

「負げだ人にも、あどがらわげでだみだいだった」
(あとで、お菓子を分け与えられていた)

記憶力、あるじゃん。

10月は今日で終わり。明日から11月と、職員さんから、月の和名を教えてもらったそうで、

「12月は師走て、言うらしいな。11月は何たけ?忘れだ」

ドキッ!
中学or高校の国語で習いました。
1月 睦月、2月 如月、3月 ん?美代さんではないが「何たけ?」


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思い出せなかったのは、3月と11月。
TVドラマ「渡鬼」の登場人物の5人姉妹が、確か月の和名がついていることを思い出し、脳の活性化。
 3月・・・長山藍子さん演じる長女の、弥生
 5月・・・泉ピン子さん 〃 次女の、皐月
 7月・・・中田喜子さん 〃 3女の、文子
 8月・・・野村真美さん 〃 4女の、葉子
 9月・・・藤田朋子さん 〃 5女の、長子
  (宇津井健さんがご存命中の頃までは観ていました)

11月は霜月。(カレンダーに書いてました)

1月から順に、睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月・長月
       神無月・霜月・師走

それぞれに意味があると教わりましたが、覚えているのは12月の師走のみ。先生(師)も走るほど忙しいのが12月。と習いました。

1月 睦月(むつき)      
 正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月
2月 如月(きさらぎ)      
 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒残っていて、衣を重ね着する
(更に着る)月
3月 弥生(やよい)
 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月
4月 卯月(うづき)      
 卯の花の月
5月 皐月(さつき)      
 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月
6月 水無月(みなづき、みなつき)
 水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる
7月 文月ふみづき、ふづき)  
 稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)
8月 葉月(はづき、はつき)  
 木々の葉落ち月(はおちづき)。
9月 長月(ながつき、ながづき)  
 夜長月(よながづき)
10月 神無月(かんなづき)    
 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に
 集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある
11月 霜月(しもつき)      
 霜の降る月
12月 師走(しわす)      
 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月
(引用:国立国会図書館、日本の暦)

先人は、趣のあることばを使っていたのですね。

今日から11月。霜月です。
1年、あっという間に過ぎゆきます。
昨年の今頃は、脳梗塞から退院した母と引越しの準備をしていました。
(母は監督のみ)

来年の話をすると鬼が笑うと申しますが、母とあたしの暮らし、どの様になっておりますことか・・・。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2009年に夫を亡くし、現在は独身の長女と5にゃんズとの7人暮らし。 人生も残り三分の一となり、イマを精一杯生きている60代です。
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