にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん16歳、青(せい)くん13歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。85歳、方言と訛り×軽度認知症」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

軽度認知症の母、お金以外には興味がない。領収書はどこへ?

昨日のクリスマス会、母美代さん以外の利用者さんのお姿も拝見させていただき、参考になりました。

ご夫婦でのご利用をされている方がいらっしゃいました。
妻様は見た目はお若く、60代とお見受け。ホワイトボードでの筆談をされていましたが、ほかの利用者さんへ何かを語り掛けている様子が観えましたので、お耳が不自由なのかな?と。
夫様は高身長で杖ついていらっしゃいましたが、職員さんとの受け答えはしっかりとされているようでした。

母の左となりに座られていたご婦人。
白髪で顔にもしわが多くかなりのご年配かと思いましたが、母美代さんに対する気遣いのお気持ちや、ケーキを食べているお姿はとても上品で、この方はどの様な事情をお持ちなのかな?と。

職員さんのキビキビとした動きや対応・声掛けなどが、頼もしく思えました。

スポンサーリンク



クリスマス会に参加する前に先月分の支払いを済ませていました。
家に帰り、お釣りと利用料金請求領収書をコタツテーブルの母の高座椅子の前に置き、帰ってきたら確認してもらおうと思っていたのですが、いつの間にかなくなっており、「ああ、片付けたんだな」くらいに思っていたのです。
今朝、その領収書をファイルに仕舞うために母に訊きましたら、

「おがねはちゃんとしまった・・・紙があるどは思ったども、どごにおいだっけがな・・・」

お釣りの351円、しっかり小銭入れに入っていましたが、肝心の領収書が見当たりません。
母用の棚、小ダンスの上。どこを探してもないのです。
観た記憶はある。捨てた記憶はない。ならどこへ・・・?

「あぁ・・・なすてこったに忘れるんだがな・・・みんなおれのおぢだ」
落ち度

忘れるのはしょうがありません。
自分で判断できないものは、これからは訊くようにと諭し朝食へ。と、言っても11時近くになっていましたが。


04579bcdc36758dd78d2a8a0b34f61e6_s

 (最近母の一膳は、この量の3分の1。大口で食べたら三口)


あたしもですが、自分に関係ないものは右から左のことが多いです。
美代さんはお金が大好き。
昨日支払うことは知らせていましたから、お釣りはお財布へ。領収書には興味がないからどこに置いたかも記憶にない。
これが病気によるものなのか、単に物忘れなのかあたしには判断できかねますが、たぶん、ケアマネさんの言う「訳があっての行動」とは、こういうことなのでしょうね。

母の記憶は良いとき、悪いときとその日によってまちまち。
昨夕から今朝にかけては悪い日、のようです。
そう言えば昨日履いていた靴下、洗濯物の中になく、なぜ出さなかったのか訊きましたら、

「汗かがねがら今日も履いだ」

出し忘れた。とは言いませんでした。


スポンサーリンク

デイケアのクリスマス会で垣間観た、母の笑顔

今日も朝からバタバタ母美代さん。

今日は家族参加型のデイケアクリスマス会。
普段はあまり着ない「とっておき」のカーディガンで少しだけお洒落をさせ、いつも通りのお迎え。


DSC_0707


20数名の利用者さんのうち、家族が参加したのはあたしを含めて3名。
あたし以外のお二人は夫様が通所されているようでした。

開始予定は13:45分からでしたが、10分ほど遅れでの開催。
メインイベントは、ボランティア【〇〇〇〇〇】の方4名のうち、3名の方の三味線演奏で、ホワイトボードに貼られた歌詞を観ながら民謡の合唱。


a12


ボーカルのオジサマによるフラダンス。生フラダンスは初めての経験、それも男性。母美代さんも興味津々。
このオジサマ、とても芸達者な方のようでフラのあとは、木枯し紋次郎スタイルで「瞼の母」をカラオケで熱唱。
そのあとは、またまた着替えて「座頭市」
着替えに少々の時間を要したため、その間はウクレレや中国の楽器胡弓の演奏でみんなで合唱。

左に座っている母美代さん、満面の笑で口ずさんでいた姿が印象深い。
右に座っている70代くらいの利用者さんがまた分かりやすい。
民謡や瞼の母のときは大声で一緒に歌っていたのに、フラダンス中は下を向いてコックリコックリ。
興味のあり無しが一目瞭然。フラには興味がなかったようで・・・。

スポンサーリンク



14:20分、おやつの時間。皆さんでショートケーキ。
参加費がないにも関わらず、家族用にもご用意くださり正直驚いたが、せっかくなので丁寧にお礼を述べご馳走になりました。
普段ケーキを食べない母ですが、美味しそうに笑顔で食べている様子が微笑ましく思えました。

今日のクリスマス会はこの日利用の方のみ。
14:40分家族は解散。利用者さんはこのあと通常の利用。

デイケア利用をあれほど渋っていた母でしたが、10月から通い始めて今日まで皆勤賞。
疲れたの言葉は出ますが、行きたくないの言葉は今の所出ていませんので、今後も安心して通所できそうです。

週3日。母のいない日は有意義に過ごしているあたし。

お互いのための、大切な時間のように思います。


ケアマネさんのお母様は、明治生まれ・・・?

昨日、ケアマネさん来訪。
いつものように、前月分の利用表と来月分の予定表の説明。

ケアマネさんから母美代さんへのご機嫌伺い。

「利用日が週3回になりどうですか?疲れたりしていませんか?」

「疲れだりはしね。楽しいども、膝の痛みがこっぢがらこっぢさうづっだみだいだ」(こっちからこつちに移ったみたいだ)

それを受けてケアマネさん。

「右を庇っていたから左にきたんでしょうね。膝の内側を揉むといいんですよ」

母の膝を軽くマッサージして頂いたが、痛いのが大嫌いな母は大声でいだい」、ケアマネさんの手を振り払ってしまった。
デイケアで受けている自分でできるマッサージは、今後も続けるようにとの指導でしたが、母はうんうんと頷くもやる気があるのはその時だけで、しばらくするとやらなくなってしまう。

やる気に関しては、強くは言えません。
あたしも三日坊主のこと、ありますから。


スポンサーリンク



そのあとの会話は、母の独壇場。おしゃべり大好きな母、待っていましたとばかりにトーク全開で、若い頃の苦労話が一挙満開。

20代中頃までに両親を亡くしている母。
農村部、明治生まれの父親に「女子(おなご)は勉学などいらない。飯炊きができればいい」と育てられ、小学校にもろくに通わせてもらえず行商の道へ。
母親は次々と子を生し、12人兄弟の3番目の長女として生まれ、弟妹の世話をしてきたのは全て自分だと。
次から次へと子を生す母親の乳は出ず、米のとぎ汁の上澄みを与えていたそうな。その母親はもともと身体が弱く43際で他界。酒浸りで、母の稼ぎを酒に変えていた父親も、2~3年後を追うように他界。
12人兄弟の中で、存命しているのは母を含め5人。貧乏で栄養状態が極めて悪いため、生まれて何日もしないうちに亡くなった弟妹たちもいると。
そんな中でも上二人の年子の兄は学力があり、小学校卒業式には「右総代」として壇上に上がる兄を誇らしく思ったと言っている。
だが、「右総代」の意味、当時は知らなかった・・・と。
自分も勉強していたら、今こんなに苦労はしていない。男に生まれた兄たちが羨ましく女の自分が悔しい・・・と。


a9db4f29e2a98e0f32f421bb28fa5edd_s


この話が始まると長い。終わりが観えない。
その間、「うんうん、あらそう、そうなのねぇ」と話に付き合うケアマネさん。
あたしには無理。何度この話を聞かされてきたことか。でも、この聞き方が「聞き流す」ということのようで、流しながらも、時おり「どういうことですか?」とか「大変でしたね」と母の話に向き合ってくれている様子。

と、何を思ったか母美代さん。

「おめはんのお母さんは、明治何年生まれだ?」

オイオイ、ちょっと待って。
何かごっちゃになってるみたいね、ケアマネさんはあたしと同世代。
お母様は、美代さんあなたと同じくらいなのよ。

親身になって聞いてくれるケアマネさんを、自分と同じ年代と勘違いしたらしく、あたしに言われて「えっ」という顔。
流石です、ケアマネさん。

ひとしきり話して、落ち着いた美代さん。

「どうもどうも、ありがとうございました。おがげ様でした」(イントネーションは訛っている)

ケアマネさんの名前を覚えた美代さん。
次回を楽しみにしているようです。


スポンサーリンク
プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
お問い合わせ
プライバシーポリシー
ギャラリー
  • 認知症の母。自分でできる・する・・・意欲が大切・・・。
  • ねこの細菌性皮膚炎。痒かったね・・・ごめんね。
  • ねこの細菌性皮膚炎。痒かったね・・・ごめんね。
  • デイケアでの友達ができないのは、言葉のせい・・・?
  • 平成から令和へ。2019年は元号が二つ。
  • 入歯が無くても噛めたのね!・・・食べるボケ?
  • 根拠のない自信、それは誰にでもあるのでは・・・?
  • 愛猫と言うだけでは済まされない、大切な家族。
  • 年寄り向け、レディーシェーバー・・・?