にゃんズの母(しがらみと生きる)

「老猫、桐ちゃん19歳、青(せい)くん16歳」「あたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、89歳。方言と訛り×認知症要介護3で、田んぼの観える特別養護老人ホームに入居」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして・・・なのですが、母が特養に入所しケンカ相手が居なくなり少々寂しくも感じています。 人生一度きり。前向きに生きるためのブログです。

97歳独居老人は、ピンシャキのステキなおばあちゃん

2022.8.4(木)

美代さんをデイに送り出し、草取りをしていました。

わが家の裏手に在る道路ですが、只今絶工事中。
フェンス越しの道路には、工事車両やトラックが出入りをし、作業員の姿もありました。

わたしはひたすら黙々と自分の作業に集中。
・・・草って、本当に伸びるのが早いよね・・・などと、心の中で呟きながら。

と、一人の作業員さんから声を掛けられました。
昔、近所に住んでいたTです。いつ帰って来たんですか?と訊かれ、Tさん?誰?顔をみても記憶に無い。と言うよりも、わたしの頭の中に存在しているTさんの顔とは随分と違う。

「ごめんなさい。記憶に無くて・・・」

作業員さんは哀しそうな感じで、隣の空き地に止めてある重機の中へ。
何だか悪いことをしたかナ・・・そんな想いで草取りを続けていましたが、話てみたら思い出すかもと思い、その作業員さんの傍へ行き話しかけてみました。

Tさんは、次女サキの同級生のお父さんということが分かり、確かに昔近所にお住まいでした。
知っているTさんとは雰囲気が違っていたので、記憶に無いと言ってしまったことを謝りました。
お互いに60代となり、わたしもですが顔には深いシワが刻まれ、順調に年齢を重ねてきた。そんな風に感じました。

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その後昼近くに、もう一人の女性にも声を掛けられました。
その女性もご近所に住まわれている方。

「おばあちゃんは元気ですか」

姿を観ることがなくなり、どうしているのかと思い訊いてみたと。
今の美代さんは歩くことができず、この家が自分の家であることも認識できていないことを告げました。
と、美代さんの年齢を訊かれたので「89歳です」

「そう・・・わたし、97歳になったのよ。仕事の邪魔をしてごめんなさいね」

美代さんよりも年上で在ることは知っていましたが、なんと97歳とは!
ピンクのカットソーにベージュのスカート。
顔は年齢相応に見えましたが、背筋はピーンとなさりサンダル履きでサッサと歩いてお戻りに。

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昔、美代さんは言っていました。

「あの人はただえ(仕事を持たず、ただ家に居る人・専業主婦)だがら、オレみだいに足腰が痛むごどもねがべ(ないだろう)」

自分は働きづめで足腰が弱ったと言いたかったようだが、世の中には美代さんと同年代でもしっかりと農作業をしている人はいるはず。
Kさんは子宝に恵まれなかったようなので、夫に先立たれてからは独り暮らしの日々で、デイサービス等を利用しているとは聞いていない。
認知症となり車椅子生活となった美代さんと、97歳でピンシャキのKさんとの違いはどこに在るのか。

わたしは一人暮らしが寂しくなり戻って来たけれど、案外一人で居る方がボケないで居られるのかも。
そう、頼る人が居なければ全てを自分でしなければならないですものね。

長女が宝くじに当たったら、美代さんを有料老人ホームに預けわたしは盛岡市内のマンションへ。な~んて想いでいるけれど、それは夢のまた夢(苦笑)

岩手に戻り、まだ一度もウォーキングで出ていない。
先ずは、足腰を鍛えること・ウォーキングを再開しなければね。


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薬との格闘 服薬ゼリーの効果は・・・?

2022.8.3(水)

昨夕、デイサービス相談員さんから電話が入りました。
時刻は16時で、レクが終わり帰りの体操をしている辺りの時間帯。

「美代さん、頭痛と眩暈がすると言い血圧を測ると上が150を超えていました。熱をはかると37度でしたのでベッドで休んでいますが、ご家族さまの判断で帰宅を速めることもできますが、どうなさいますか?」

頭痛と眩暈。
これは美代さんの持病と言えるような症状。
疲れたり寝不足が続くとこの症状が出、酷くなると吐き気も出てきます。
吐いてはいないということだったので、そのまま休ませてもらい、予定通りの帰宅にしてほしいと伝えました。
本人も疲れから来ているのだと言っていたそうですが、まだまだ自分の症状を理解できているようです。

帰宅後に、頭痛と眩暈でベッドで休んでいたんだって?と訊いてみましたが、頭痛と眩暈はしたがベッドには寝ていないと。
痛みや苦しみの記憶は残っていても、休んでいた記憶は飛んでいました(苦笑)
89歳の美代さん、初めてのデイで周りは知らない人ばかり。見るものや、やることが多かったことで緊張がマックスになったのでしょうね。

夕ご飯はいつもの半分も食べずにあだまいで、疲れだ・・・」
(頭が痛い)
無理に食べさせて吐いてはと思い、早々に切り上げましたが薬だけは飲ませないと。

美代さんは過去に脳梗塞で入院していますが、その時から血液をサラサラにする薬を飲み続けています。それと、夜中に目を覚ますことが多かったので睡眠導入剤も飲ませていました。
特養に入所してからは、痛み止め・胃薬・便通を良くする薬が更に増えていましたが、頭が痛いと言うので、取り敢えず痛み止めだけでも飲ませることに。

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飲み込む力が極端に弱くなってきているようで、錠剤を飲むことを拒否。
これは特養でもそうだったようで、すり鉢で粉末状にしてから飲ませていたそうです。それも、そのままでは苦くて飲めないので甘~い服薬ゼリーで(お子ちゃま?)

家に戻ってからも同じ様にして飲ませていますが、すぐには飲めないので暫くは口の中に在る状態。
そうこうしていくうちにゼリーも薬も溶け出し、苦みで泣き顔に。
上手に飲める日と飲めない日とがあり、薬の時間は毎日が格闘(泣)


粉末では無理。ましてや錠剤ではもっと無理。
でも、錠剤ならゼリーの力を借りてなんとか飲み込んでくれるかと思い挑戦してもらいました。

「飲み込んだ?口を開けてみて」

「うん」と返事はしたものの、美代さんはとても器用なようで、甘いゼリーだけを飲み込み薬はしっかりと舌の上に残ったまま(驚)

「あぁ~、やっぱりね・・・」

こんなことを3回ほど続けやっとのこと飲んでくれましたが、薬は次第に小さくなっていきます。
胃や腸で吸収されるべきなのに、口の中で溶けてしまっているので効果があるのかは疑問です。

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「薬を飲まないとまた具合が悪くなるのよ」

解っているのかいないのか。
老人に薬を飲ませることって、精神的にとてつもない労力を要します。
ネットに書かれてあることを色々と試してはいますが、一度ですんなりと飲んでくれたことはなく、頭を抱える日々が続いています。

薬の用意を始めると、口を開けることを拒否する美代さん。
嫌な記憶は増していくばかり・・・困ったこまったの毎日です(トホホ)


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要介護度は急激に進行する? 誰が観ても3ではない・・・

2022.8.2(火)

昨日のデイサービスの見学ですが、午後3時から終了の4時まで見学させて頂きました。

3時少し前に着いたのですが、午睡が終わりおやつの時間でした。
お茶と個別包装されたお菓子が用意され、利用者さんの前に置かれていたのですが、美代さんはお茶にもお菓子にも手を出さず、じっとしていました。
スタッフさんから食べるように飲むように促されても手を出さない。
結局、お菓子は包装紙から取り出してもらい、お茶は手に持たせてもらっていました。

美代さんは、目の前に有る物が何であるかの判断ができなくなっています。
食べてと言われても、それが食べのもなのかも分からないし、ましてや包装されているので剥き方も分からない。
と、想うのですが、実は遠慮していただけなのかもしれない?まぁ、家での様子で判断すると、前者で違いないような気もしますが。

施設長へのご挨拶が済むと、おもむろに言われました。

「美代さんの午前中の様子を観させていただきましたが、介護度は3ではありませんね?」

これについては、担当者会議でもケアマネとデイ相談員さんから同じようなことを言われていましたが、昨年の夏に特養にて認定調査を受け、介護度は3と決定されたことを話しました。
そして、決定後の4年間は、特に変化が観られなければそのままであることも告げました。

これを受け施設長さんは「え?」といぶかったので、更に付け加えたのが、転居したことで介護認定の期間が短くなったらしく、年末に再度の認定調査があることを話しました。

介護度が上がると、利用する単位も上がります。
施設側としても、高い介護度の人を低い報酬額では受け入れがたいですよね。
年末までは要介護3で受け入れてもらうことになりますが、果たしてデイ側の想いは・・・。

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他の利用者さんの様子を観てみると、要支援ではないかと想われる方から、明らかに介護度が高いと想われる方とそれぞれでした。
そんな中での美代さんは、初めてということもあり馴染むにはまだまだ時間が必要な感じでしたが、帰宅後に感想を訊いてみると、

「何回も行っているどごろだがら、あんなもんだべ」

これまでに通所していたデイと変わりがないということなのか、それともこちらのデイには既に何度も通所していると言いたかったのか。
深く訊いても言葉に詰まるので「あ、そうなの」で、済ませましたヮ(苦笑)

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誰が観ても介護度は3には見えない。
昨年の4月に特養にお世話になり、それから認定調査を受ける夏までの間は進行は遅かったが、その後急激に進行が早まった・・・。
この様に想えば良いということなのでしょうか。

畑の話も、土の話も一切しなくなった美代さん。
テレビの音はうるさいと言い、食事の最中も目を閉じたまま。
唯一、好きなこうへいちゃん(福田こうへい)の歌を聴いているときだけは、しっかりとしています。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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