にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん15歳」「あたし。お洒落大好き還暦」「母。87歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

母の世界・・・ラビリンスを彷徨う・・・?

「何時に迎えに来るのだ?」

聞いたところで一瞬で忘れるくせに、それでも聞きたがる。

「今何時だ?」

「時計を観たらいいでしょ、時計の見方は判るって自慢していたじゃない」

「わがるども、訊いだ方がらぐだ」(楽)

「教えても、すぐに忘れるんだから、自分で確認すれば納得できるでしょ」

時計の見方は判るというけれど、たまにズレていることがあるのよね。
1時間だったり、5分・10分だったり。
白内障の手術はしているので、目が見えない訳ではないと思う。
だとしたら、脳が認識できていない・・・たぶん、そう言うことなんだろうね。


入歯は、今の所は自分で外させています。
でも、ここ何日間か、上を外さずに寝ようとすることがあり、

「前がら上の歯は入れだままで寝でる」

「入歯はね、岩手に居た時から寝るときには上下外して、洗浄剤に漬けていました」

「そだのが、オレはもう忘れだ・・・」

思い込みといい繕いですね。
正しいことを指摘されると、忘れたと言い返してくる。
むか~し、むかし・・・ある国にロッキード事件というものがありました。
「記憶にございません」は、有名な言葉ですよね。


「今やろうと思っていた」
この言葉も、結構出てきます。
明らかに忘れているのだから、完全なる言い訳で、やればいいのに結局やらない。
忘れたことを嘆くこともあるのだから、認識できるもの忘れと、そうでないもの忘れがあるみたい。
結構めんどいのよね。

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以前、女優の真矢みきさんが、認知症を患っていたお母様を亡くされた際に言っていました。

「母は、母の世界で生きていた」みたいなことを・・・。

美代さんも、美代さんの世界で生きているってことね。
それはそれでいいわよ。
でもね、その世界にいる母のお世話をしているあたしは、その世界の住人ではないのよ。
違う世界に住む母とのやり取りは、とても難儀なのよ。

アルツハイマー型認知症は治らない。その世界で生きている、母美代さん。
一番身近に居る娘でさえ、迷宮を彷徨っているような感じです。


親を見捨てたいと思う気持ち 揺れる心との葛藤

1週間前に買っていた柿。
ヘタの辺りに少し青みが残っていたので、南側の窓辺に数日置き、軟らかくなるのを待っていましたが、なかなかシブトク軟らかくならないので、あたし得意の「ま、いっかぁ」で冷蔵庫へ。
昨日、流石にそろそろ食べなきゃと思い、食べやすい大きさにカットし母へ。

「柿、テーブルに置いたから食べて」

美代さんは「カリッカリッ」と、音をさせながら食べていましたが、暫くして「この入れ物に入っているのは何だ?」と、訊いてきました。
あたしはすぐには応えず、思い出すのを待っていましたが「リンゴにも見えるども・・・あぁ、カギだぁ。やっと出た」と。

自分で考え思い出したのです。それはそれで良いのですが、その後に出た言葉は「美味しいリンゴだな」で、半分ほど食べ残していました。

「ねぇ、残してある柿だけど、食べるの?それとも食べないの?どっち?」

「は?オレはカギは食べでね」

・・・出た出た・・・
「じゃあ、リンゴでもいいよ。食べないならラップして冷蔵庫へ入れて」

「はぁ?オレはリンゴは食べでね」

・・・え?・・・
「もう、リンゴでも柿でもいいけどどうすればいい?」


「食べね」

「じゃぁ、捨てるよ!」

結局、残した分はあたしが頂きましたが、リンゴ・柿の区別がつかなくなり、食べたか食べないかの記憶もない。
これも、順調な進行なのでしょう。

でも、なんだか寂しいです。
秋の味覚を味わえず、何を食べたかも判らずに結局捨てても苦にならない。
勿体ない精神で生きてきたはずなのに、情けないです。

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そうかと思えば今朝のこと、例のごとくリハパン論争ですよ。
昨日は火曜日でデイには行かない日でした。
美代さんは勿体ないからとリハパン交換はせずに、一昨日のリハパンのままで過ごしました。

二日間穿いていたリハパンは、パッドから漏れた尿でそこそこ汚れていましたが、ぜんぜん濡れていない汚れていないと手で触りまくり、頑としていました。
新しいリハパンと見比べさせ、重みや汚れ具合を確認させたのですが、あたしの目には、涙が溢れていました。

涙目のあたしの顔を観た美代さんは、渋々新しいリハパンを穿いてくれましたが、柿は簡単に捨てられるのに、なぜにあんなにも臭くて汚れたリハパンを捨てられないの!?

「ひとりできるもん」はいいですよ。
自分でできることは、なるべくなら自分で。
そう、言い続けやらせてきましたから。

でもね、判断できなことを・間違っていることを、平気で「できるもん」でやってほしくないのです。
できなのならそれでも良い。潔くあたしに任せてほしいのです。

「もう、あなたの面倒は看きれない!岩手に行けばいい。ユカもサキも面倒は看てくれないよ。あなた一人で生きればいい」

そして更には、

「転んで動けなくなればいい。そしたら介護施設に入れて、あたしは楽になるから」

美代さんは黙って聞いていましたが、どこまで聞き取れていたのかは判りません。
ここまで言われても平気で居られるのは認知症のせいなのか、それとも元々の空気を読めない性格からなのか。

迎えに来て下さったデイケスタッフに「今朝、母と喧嘩しました。どうして言うことを聞いてくれないのでしょうね・・・」
今朝のスタッフは見た目30代後半くらいでしたが、

「ゆっくりと休んでいてください・・・」

憐れむような眼が、印象的でした。

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このままだと、何れは手を出してしまうのではないか。
若しくは、自分を傷つけてしまうのではないか。

美代さんに言い放った言葉は本心です。
もう、辛いのです。
まともな会話がしたい。
黙ってうなずいて、聞いてくれる・・・そんな存在がほしい。

PS
リハパンについての正しい対処法。
捨てられないリハパンについては、
「今日はデイケアのお出かけ日なので、
新しいリハパンを穿きましょうね、このリハパンは明日穿きましょうね
この様に言い、汚れたリハパンはこっそりと捨てる。

やり方は解っていますが、カーッと頭に血が上がっている状態では、この様に穏やかにはできません。


腓骨筋腱炎からの脱出! 健康バンザイ

お久しぶりィね、あなたに会うなんて❤♬
(来夢来人→ライムライト、by小柳ルミ子)

この歌を知っている人は、あたしと同年代かもう少し上か・・・ネ。

誰かに会った訳ではなくて、
昨日、3週間ぶりにランニングシューズを履いたというはなし。

3週間前のジョグ中に、左足首に違和感が生じながらも我慢して走り続けたせいで、腓骨筋腱炎になってしまい病院通い。

腓骨筋腱炎とは、ランニングをはじめ運動全般にとって非常に重要な働きをする腓骨筋に起きる炎症のことです。
膝の裏側からくるぶし・土踏まずまで繋がっており、足首の動きをサポートする役割を担っている腓骨筋。
その形状はくるぶし付近で急に角度が変化しており、さまざまな足の動きに対して大きな負担がかかる部分であるため、運動によるオーバーユースなどによって炎症を起こしてしまうケースがあるのです。

https://www.run-net.com/archives/130

痛み止めの湿布では効果がなく、飲み薬に変えてようやく痛みと腫れがなくなったのが先週後半。
走りに行きたくてうずうずしていたけれど、ここで無理をして再発・・・なんてことになったら、それこそ目も当てられず、これまでのずっと我慢のオバサンが水の泡。

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で、ようやく昨日、~の小径へ。
時刻は、美代さんがデイケから帰って来て少し経った辺りの午後4時過ぎ。

久しぶりのシューズに足を入れ、足首のあたりの紐を引く際には、正直言って緊張しましたヮ(笑)
結んだときに痛みが出たらどうしよう・・・大丈夫かなぁ。
なーんて思いましたが、完治を自覚しての決断でしたから、痛みなどあろうはずもなくキュッて、結ぶことができました(苦笑)

いつもよりスローペースで歩き始め、足の具合を確認。
大丈夫、問題無し!

あ、いつものワンコを散歩させているオジサンだ。
あ、このお姉さんは初めてみるお顔ね。
あ、このオジサンは相変わらずタバコ休憩ね・・・。

コース的には片道約1キロで、いつもは3~4キロ走っていたけれど、一応病み上がり・・・違うか。
怪我の場合は何て言うの・・・。
ま、いっか。

走りたい気持ちをグッと抑えて、ウォーキングに徹して3キロほどを。
周りに走っている人がいると、つられてどうしても走りたくなる性分だけど、昨日は走っている人がいなかったので、少し気が楽だったな。

この時期でも、ジョグをするとけっこう汗をかくけれど、終始ウォーキングだったので、汗びっしょりになることはなく、帰宅。

出かける際には夕寝に入っていた美代さんは、その後熟睡モードに切り替わったようで、あたしが帰って来たことにも気付かずにスヤスヤでした。

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今日は曇りベースなので、陽射しがあまり出ていない分、走りには持って来いね。
取り敢えず始めは歩きで、足の調子と相談しながら走りに変えてみましょ。

PS この3週間で体重が1.4キロ増えてしまったのよ・・・。
でも、昨夜の入浴前に測ったら元に戻っていた。
やはり、動かなくちゃダメね。

長生きするなら健康で。


プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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