にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん16歳、青(せい)くん13歳」「あたし。お洒落大好きアラ還暦」「母。86歳、方言と訛り×軽度認知症」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

「デイサービス」一日体験入所

母美代さんは、週3回のデイケアを受けています。
ケアマネさんから、
「介護保険内でもう一日受けられます」とアドバイスを頂いています。

美代さんの今の楽しみは、デイケアでのおしゃべり・入浴・美味しい昼食です。
これまでに、デイに行くことを渋ったことはありません。
(あたしの救いです)

デイの無い日は、何をすることもなくボーっと過ごすことが多く、たまにこうへいちゃん(福田こうへい)のCDを聴くくらい。
カラオケBOXに誘っても、声が出ないので行かないの返事。
誰に聴かれるわけでもないのだから、恥ずかしく思うこともないのですが、何だろう?母なりのプライドでしょうか・・・。

デイをもう一日増やすことで、疲れが溜まらないかと思い訊いてみたところ、面白い返事が返ってきました。
「今みだいに、夕がだ帰れるのだばいいども、暗ぐなって夜になるのだばやんたな(嫌だな)

夜遅くに帰るのは疲れる・・・と、言いたいようですが、夜遅くになることはないと言うと、
それだばいい」(それなら)

デイケアのある日はやはり疲れるようで、帰宅後に夕寝をすることもあり、本人もそれは感じているようです。そして、その夕寝も一つの楽しみでもあるようです。

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現在はリハビリを中心としたデイケアなのですが、ケアマネさんからは、
和気あいあいと自由に過ごせるタイプのデイサービスを受けることが、デイケアとは違う気分転換になるのでは、ということで一日体験入所をしてきた美代さん。

美代さんは朝9時のお迎えで、帰宅は5時を少し回っていました。
家族の見学OKとのことでしたが、午前中は血圧測定などの体調管理・入浴でバタバタするということで、午後からの見学。
茨城・埼玉を拠点とした大手の事業所のようで、デイルームも広く、理学療法士や、エクササイズインストラクターも常駐され、受け入れ人数も日に40人前後。

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午後のレクリエーションは三つの班に分かれ、集団エクササイズ・ものつくり・カラオケor麻雀の中から、その日の気分で自由に選べるようでした。
そして、疲れたり集中力が途切れたら、いつでも休憩やベッドインもできる。
防音設備の整ったカラオケルームや雀卓。
・・・なんか、凄い・・・が、正直な感想。

年間に何度かの買い物や(生鮮食品以外で千円程度)ファミレスでのティータイムなども、リハビリの一環として行われているそうで、これまた凄い。

見学時の母は、カラオケを選択していました。
声は出ないのですが、聴いたり口ずさむことはできるので選んだようです。
午前中の様子を伺ったところ、
「お話がお好きなようで、お隣の方と楽しそうにお喋りしていましたよ」

美代さんは訛りがあるので、簡単には馴染めないのではと思っていましたが、心配無用でした。
一通りの館内案内と説明を聞き、1時間強でセンターを後に。

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あたしの意見として、
現在受けているデイケアとは全く違う印象で、一日を楽しく過ごすには最適だと思ったのですが、サービスを受けるのは美代さん。
「風呂も、昼食も良かった。楽しかった・・・でも、人数が多すぎて人酔いした」(判りやすく標準語)

人酔い・・・あたしもあります。
ケアマネさんへ連絡を入れると、人酔いは馴染めば慣れる。ということでしたが、他にも何件か用意して下さっているとのことで、即決はせずに次回へ。

認知症もそうなのですが、娘としての希望は今の杖歩行の維持。
それを一番に、デイケアを選択して2年。
もう一日の余裕があるのであれば、デイケア・デイサービスを2回づつでメリハリをつけたい。

ケアマネさんは仰っていました。
「サービスを利用することは、本人だけではなくご家族の為でもある」

美代さんがデイ利用中は、あたしの自由時間。
お互いの為にも、美代さんが気に入るようなサービスの選択が必要。

根気よく、探してみましょ。


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熱くて美味しい、軟らかくて美味しい。味は二の次?

あたしはお肉の脂身が苦手です。
でも、霜降り肉は大丈夫です。(変な、お・ん・な)

わが家の鳥の唐揚げは、むね肉を使用していますが、先日もも肉で作ってみました。(筋と皮、脂身は取り除き)
勿論美代さん用には、小さく一口サイズです。
味付けは同じなのですが、むね肉よりもジューシーに感じました。
「今日はもも肉だよ。どう?」

「熱くて、おいしい」

・・・('A`|||)・・・
これまで、冷えた唐揚げを出したことはないのですが・・・。

どうしてもパスタが食べたい日。
美代さんはパスタが硬いと言うので、うどんを用意。
それも、細切りのうどんをコトコト煮込み、塩分控えめコクはあるけど少々薄味で。
「味はどう?」

「軟らかくて、おいしい」

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何を期待したのか、訊いたあたしがバカでした。
  • 甘い
  • 辛い
  • しょっぱい
  • 酸っぱい・・・美代さんは酢が大好きなので、酢はOK。
この様な答えが返ってくると思っていましたが、美代さんの「美味しい」の基本は「軟らかい物」なので、何を作っても、それこそ味気ない返事。
嗅覚が鈍り、味覚にも??と思うことが増えていますが、これも認知症あるあるなのでしょうか。

作り手としては、美味しく食べてもらいたい。
でも、何を作っても「軟らかければ良い」のであれば、それこそ食べられれば良い訳で、何でもいいから食べさせておけ!に、なってしまう・・・。

亡き父は料理男子で、味にも拘りがありましたが、手間暇かけて作る父の料理に対して、
「美味しい・・・でもよ、オレはじっちゃみだぐこちゃませね(みたいに細々とはできない)

糖尿病の恐れがあると判った際も、父は計量器を使い自分で調整していましたが、何もしない母に対しもう少し父の面倒を看るように言うと、
「な~ぬ、じっちゃは好ぎでしてるのだし、オレにはでぎねごどだ」

料理・・・炊事に関しては本当にお粗末な美代さん。
あたしも妹のソノコも、運動会やなんちゃら発表会などの際は、母の手作りお重箱の経験は一度も無く、作ってくれるのはいつも父。

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           今日の古河の空

まぁね~、こんな母親なのだから、今更何を期待するのかって話ですが。
女同士の、料理に関する会話が成り立たない。
やはり寂しい物ですよ。

そして、ここにきての認知症。
これからも「味」に対する「応え」の期待は持てないでしょう。
解ってはいるのですが、ついついの愚痴。

さ~て、今夜は何を作りましょうか・・・。


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認知症「早く治りたい」と言う老母。冷たい態度を取る娘。

あたしには娘がふたりいます。

むすめ達を呼ぶ際、たまに呼び間違いをします。
自分ではちゃんと呼んでいるつもりなのに、間違う。
でも、名前はちゃんと憶えています。

母美代さん。
孫むすめ達の話題になり、「ユカ」「サキ」と順番に名前を言います。
その順番の中にあたしの名前も含まれます。

「おいおい、あたしはあなたの子供だよ」

「?そだ、おめは孫でね・・・」

と、次に出た言葉はなんと!
「んと~・・・おめの名前、なたけ?」(何だっけ)

「えっ?あたしの名前忘れたの?さっき言ったじゃない!」

「んと~・・・と・と・と、・・・〇〇だ(*゚▽゚*))

「そだね・・・」

常に一緒にいるあたしの名前が出てこない。
流石にドキッとしました。

そうです。
美代さんは、自分の夫や孫・ひ孫の名前が出にくくなってきています。
一番可愛いと公言する、初孫の「ユカ」の名前が出ないことがあり、情けないと嘆くこともあります。

嘆く美代さんに向かい、痛烈な言葉を浴びせるあたし。
「あなたは忘れる病気なの。脳の中にシミができて、そのシミが記憶を食べちゃうの。だから仕方がないの」

「そだのが・・・やんたびょうぎだな・・・やはぐ治りて」(嫌な)

あたしの悪意(?)のある言葉を素直に受ける美代さんですが、治ると思っているようです。
何度も治らないと言っていますが、飛んでしまうようです。
母が、認知症の知識、物事や言葉の数を知っているのであれば、冗談でも言えないことですが、悲しいかな母には乏しく、難しいことを言っても解ってもらえないので、「シミが記憶を食べる」の表現にしています。

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入浴中に、10年前に亡くなった父が認知症だった話を持ち出しましたが、
「じっちゃ、認知症だったったてが?初めで聞いだ」

最近の美代さんは「初めで聞いだ」が、多くなってきています。
病院へは、母・あたし・長女のユカが付添い、診察室での医師の説明時には、
「オレは聞いでもわげわがらねがら、おめだじで聞いでくれ」
(訳が判らない、お前たち)

と、入室を拒みました。当時の母の年齢は、73歳。
このときの医師の説明を、自らも聞いていたら記憶に残っていたのでしょうか。
説明の内容については、あたしと長女でしっかり伝えましたが、理解力の乏しい母にはチンプンカンプンでしかなかったようです。
父と同じ病気になり、当時父に邪険な態度を取っていたことなども、すっかり忘れています。

「この、忘れるごどが少しでも善ぐなればいんどもよ・・・」
(良いのだけれど)

物忘れを自覚している美代さんは、治りたい・・・治る・・・と、本気で思っているのか。
・・・訊けません。

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認知症の親に対して「治らない」と言うのは、ネグレクト(虐待)に相当するかのもしれませんが、何度も同じ説明に疲れ果てるときはがあり、「治らない」と、口にしてしまう。

そして、聞いた本人が理解することもなく忘れてしまう。

忘れることを良いことに、ついつい言ってしまう。
そう、あたしはズルくて冷たい娘です。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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