にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん14歳」「あたし。お洒落大好き還暦」「母。87歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

大部屋女優から、主演女優へ

デイケ・デイサの日の美代さんの行動がパターン化してきた。

帰ってくると取り敢えず夕寝。
トイレタイムで起きてくるのは、午後8~9時過ぎ。
その後、パジャマに着替えさせ本格的な就寝。
晩ご飯を食べないため、翌朝食はしっかり完食。

以前もあったこのパターンが、ここの所続いている。
体重がガクッと落ちている訳でなないので、健康面は問題ないようにも思うが、このまま起きなかったらどうしよう・・・などと、ふと思うこともある。
まぁ、そうなったら老衰ということになるのかな。
でも、食べることだけは忘れていないので、まだまだ長生きするだろう。

最近、めっきり歩けなくなった美代さん。
摑まるところがあればなんとかなるが、何もない所では立っていられない。
昨日は、デイサのステップ付きのワゴンから降りられず、デイサ担当者を困らせていたので、あたしが介助して降ろした。

地面に足を着けられないのだ。
ステップから地面までの距離感が判らず、更には地面が沈んでいく感じになるらしい。
だから、出る言葉は「おっかね」
いつまで経っても降りられないことは解っていたので、強制的に降ろした。

「大丈夫だから、ちゃんと抑えているからあたしを信じて!」

デイサ担当者は苦笑していたけれど、これはあたしの仕事なのだろうか?
車から降りるまでは、デイサの仕事ではないのか。
勝手に出しゃばったのは、あたしの方だと判断されても仕方がないのか。
ドライバー含め3人のオジサマが担当しているが、介護士やヘルパーの資格があるのだろうか。疑問に思えた。

できることは自分で。
どれほど時間がかかっても、自分でやることが大事だと思い、させてきた。
でも、それにも限度というものがあるだろう。
どこかで見切りをつけなければ、美代さんの精神にも善くない。
手を貸す頃合いというものが、あると思う。

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今日の発見。
仏壇の父は、あたしの夫になっていた。
写真の人は、あなたの旦那さん・夫だよ。
あなたと結婚して、あたしが生まれたんだよ。
そうしたら、あたしはあなたの何?

「ん~?いどごが?(従姉妹か?)

あたしは、美代さんの母親になったり従姉妹になったり、何とも忙しい。

・・・そろそろ、主演女優の時期かな・・・

来月の帰省先も、生まれ育った美代さんの実家になっていた。
あなたとじっちゃんが建てた家は、どこ?
そこに帰るのよ。
それでもやはり、出て来るのは美代さんの実家の地名。

父と建てた家が何処にあるのか、すっかり忘れてしまっている。
まぁね、父のことを忘れることが多くなっているんだもの、しょうがないよね。

美代さんは、何を想い生きているのだろう。


感染しない・させない。コロナと生きる・・・?

昨日の夜7時過ぎ、TVに緊急速報。
台所に立っていたあたしは、ピロロン?の音に何か重大なこと?と、振り向いてみた。
字幕に岩手初の感染者の文字。

・・・とうとう出た・・・

と、その後すぐに次女サキからのライン電話。
サキの勤める歯科医院の診療時間は午後7時まで。
仕事を終わらせ車の中から電話してきたようだった。

「おかぁ、岩手にも、とうとうコロナが出たよ」

何処の地域の人で、年齢とかも昨夜の時点では分からなかったが、あたしも娘も出るのは時間の問題だと思っていたので、とうとうと思う反面、やっぱりな・・・の想いもあった。
先週の4連休中、県外ナンバーが溢れていたと言っていた。
それまでにもチラホラと県外ナンバーは見かけていたようだが、連休中は比較にならないほど多かったと、言っていた。

これまで、よ~く頑張ったと思う。
正直者の県民性もあり、第一号にはなりたくない一心で、皆必死になって頑張って来たのだと思う。
でも、娘曰く。

「無症状の陽性者も、もしかしたらいたのかもしれないけれどね・・・」

もう、誰が感染してもおかしくない世の中になっているように想う。
だから、この第一号の方を責められないでしょう。
最近は、家庭内感染も増えつつあるのだから。

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むすめ達は、県外からの帰省になるあたしと美代さんが、県外ナンバーの車で帰省することを嫌がり、迎えに来てくれる算段になっていた。

「おかぁ、どうする?迎え行かなくてもいい?自分の車で来る?」

いやいや、既に近くの駐車場を借りる手はずになってますって!
この借家には、軽自動車がギリギリ停められるスペースしかなく、近所にある駐車場を借りることにしていた。

「取り消しできないこともないだろうけど、せっかくだもの、来てちょうだいよ」

TVの速報とあたしとサキの電話の内容を聞き、岩手に感染者が出たことを知った美代さんは、

「岩手さ出だってが、やんたなぁ・・・こごさは、そのコロナて言うやづは出でねんだべ?」

毎日、日本中の感染者情報が流れているけれど、コロナという言葉を聞かない日はないけれど、美代さんの頭の中には入っていなかったようです。

「古河にも出ているんだよ。デイにはマスクして行くよね!コロナに感染しないためなんだよ」

「そだのが・・・」

最後の砦が陥落。
岩手の皆様、お疲れ様でした。
でもこれからは、感染拡大を防ぐために、なお一層、気を引き締めましょう。
あたしも、遠く茨城古河で、これからも気を引き締めて自粛の日々です。

でも、父と夫のお墓参りがしたいので、お盆帰省はさせてくださいね。
目立たぬように、過ごしますので。


娘を母親だと、思う日が来る・・・?

認知症が進行していくと、家族の顔も判断できなくなる。
よく聞くことですね。

仏壇に立ててある父の写真やあたしの夫の写真。
亡くなって11年が過ぎています。
解らなくなっても、仕方がないのでしょうね。

昨日のブログに、母美代さんがあたしを認識できなくなっているのではないか・・・と、載せました。
この家に越してきたのは今年の3月初めなので、5か月目となっています。

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    お刺身を食べている桐ちゃんの元へ

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    頭を入れ、ちょうだいするよ~

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     桐ちゃんは、すこしのあいだ我慢

母に取って、一番大切なトイレを間違えたことはないのですが、洗面所と自室を間違えたり忘れることは、しょっちゅうになってきています。
トイレから出て、自室に戻ろうとして洗面所へ。自室から洗面所へ入ろうとしてトイレへ。
洗面所と自室の地図が、頭の中で消えかけているようです。

傾眠が多くなってきています。
昨日は、晩ごはんの前に眠いと言い出しベッドへ。
お腹は空いていないのかと訊いても、空いていない眠いとだけ言い、そのままコテン。

2時間くらいでめが覚め「寝でいだ・・・」と言い、トイレへ。
もうそろそろお腹がすいても良いはずなのに、食べたくないと言いまたもや寝ると。
たぶん朝まで寝るのだろうと思い、パジャマに着替えさせた。
寝る前には、一応今日はデイケの日だと教えたが、いつものように「わがった」で、おやすみなさい。

今朝、トイレには美代さんが使用した痕跡はなかったので、熟睡できたようだ。
7時過ぎ。
そろそろ起こさなければと思っていたところへ、引き戸を開けた美代さんから声を掛かられた。

「目覚めだら、知らね家だど思った。オレは岩手さ居るのでねのが?こごはどごだ?」

ここは古河であることを教えたが、更に、

「おっかぁはどごだ?おめはおっかぁでは・・・ねよな?・・おっかぁど居だはずだ」
(お母さんはどこだ?お前はお母さんではないよな?お母さんと居たはずなのに)

このあと、少し考えていた風の美代さんに、今日はデイケなのでこのまま起きるようにと。
すると、美代さんは、

「オレはおっかぁのごどすぎなんだな・・・いづでもおっかぁど居てんだな・・・」(好き)

美代さんが20代半ばの頃、48歳で亡くなった母親。
病床に、つきっきりで介護をしたと言っていた。
認知症になる前は父親の話はもちろん、この母親の話など全く聞くことがなかった。
あたしは、この祖父母の名前も知らずに育った。

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着替えを済ませた頃には、いつも通りの?美代さんに戻り、昨夜食べなかった分朝食はきれいに完食。
迎えの時間は9時5分頃と教え、復唱していた美代さん。
この後も、何度も時間のことを訊かれた。

美代さんは、入浴と食事を楽しみにしているので、余程体調が悪くない限りデイケ・デイサを休むことはない。
帰ってくると「今日お風呂に入れた」と、言う。
「具合が悪くない限り、毎回入っているんだよ」と言うと「そだのが?」
晩ご飯の時間の頃には、今日行ったところ・・・行ったことさえも忘れる。

思うに。
今は「おめ」とか「〇〇」と、あたしの名前を呼ぶが、もしかしたら近い将来、本気であたしのことを「おっかぁ」と呼ぶ日が来るのではないか。
その時は、当然母と思って呼ぶのか・・・
いや、違うか・・・
親も娘も解らなくなり、身の回りの世話をしてくれる=親。
こういう考えか・・・

『自分でできることは、なるべくなら自分で』
こう考え、実践してきたけれど、親と娘の判断ができなくなったら、限界よね。
ズルい娘のあたしは思います。

・・・まだもう少し、今のままの状態が続きますように・・・


プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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