にゃんズの母

「老猫、桐ちゃん18歳、青(せい)くん15歳」「あたし、お洒落大好き還暦」「母、87歳。方言と訛り×認知症要介護3」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

歩くことを拒否 でも、本音は歩けるようになりたい

2021.4.7(水)

母美代さん。アルツハイマー型認知症、要介護3。

短期記憶が続かなくなっている。

目の前に有る物が何であるかとか、どの様にして使うのかなどが、全く理解できなくなってきている。それまで普通にできていたことも、見事にできなくなっている。
これらに加え、ある時期の記憶が、すっぽりと消えてなくなってしまった。
その代わりに、それまで思い出すこともなかったような記憶が鮮明に蘇るようだ。

美代さんが結婚したのは、たぶん25~26歳の時。
結婚後は、姑・兄嫁の居る夫(父)の実家での暮らしになった。

ここまではとても鮮やかに憶えていたが、その後どこに引っ越しどのような暮らしをしていたのかが、きれいさっぱりと抜け落ちてしまった。
それでも、自分が産んだ子どもや孫が居ることは理解できている。
が、それもまちまちで、その孫たちが何処でどの様に暮らしているのかが、判らない。

何処にいるのか判る?と、訊いても「知らね」としか言わない。
何処にいるのか知らないと言いながら、帰る家はこの家だと言うこともあり、継ぎはぎの記憶になっている。

何処に居るのかが判らないのは、美代さん自身もだ。
住んでいるのが古河市ではなく、実家のある岩手だと言うようになったのは、年が明けてからだったか・・・。そこの所はあたしもうる覚えだが、昨年の秋頃から、急激に進行したように思っている。

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   昨日は寒かった にゃんズは大好きなストーブの前


昨日、次女サキとラインTELをした。
特養に入所させることに、些か罪悪感を持っているあたしだが、次女曰く、

「いいんじゃない。家に居たって動くこともないだろうし、歩きたがらないんだから、施設でボーっとして過ごすのは、祖母ちゃんには幸せなことかもよ」

確かに、デイサの無い日は日がな一日ボーっとしている。
そう、何かをするでもなしで、食べて寝ての繰り返しで、それでも外が気になる風で、ならばと外に誘うが「疲れる」とか「歩げね」と断られる。
テーブル席でコックリが続き、体勢的に疲れるだろうとベッドで休むようにと言うが、

「寝でね。目つぶってるだげだ。それに、布団で寝でばりいるど、身体なまるがらやめろって言われダ」

デイサービスで言われたようで、短気記憶が怪しくなっているのに、こういうことはしっかりと憶えている。不思議だよねぇ。

美代さんのこれから楽しみは何かと訊くと、言うことはいつも同じで「元気になって歩けるようになったら、畑仕事をしたい」

「おっかね」を連発し、歩くことを拒否しているのに、歩けるようになると信じている。
特養にお世話になると、車いす生活になるよと言うと「いがべな」(いいじゃない)と、言う。
本当は歩きたいのか、歩けるようになりたいのか、美代さんの想いはいづこ。

色いろなことを忘れ、できなくなっても、想いは畑仕事
その為にも歩けるようになりたい・・・。
これが美代さんの本音なのだろうが、現実として叶うことはない。

歩けるって、素晴らしいことなんだよ、美代さん。


想像力が豊かだと、認知症になりにくいの?

2021.4.6(火)

昨日、美代さんがお世話になる予定の特養から、電話があった。
健康診断書の判定結果、問題がないとのことで、入所に向けての事前説明会の連絡だった。

今週は金曜日まで何やかやと出たり入ったりの予定があり、空いているのは土曜日のみだったので、その日でお願いした。


脚本家の橋田壽賀子さんが、95歳でお亡くなりになられた。
入院先の病院からご自宅に帰られた、翌日のことだったようだ。

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物書きと言われる方々は、全てとは言わないが、長生きなさる方が多いように思う。
それは、常に何かを考え頭の中で構成しているからなのだろうか。
想像する力に長けていると、認知症にもなりにくいのだろうか。
と、すると、ノンフィクションよりもフィクションの方が脳の為には善い?

あたしにも想像力はある。
でも、それを活字に起こす文章能力に欠ける。
30代の頃に、エッセイストを夢見て、ある雑誌に応募したことがあったけれど、結果は・・・。

読書は好きだったが、日々の忙しさにかまけて、遠ざかってしまった。
好きな作家は、瀬戸内寂聴氏。
男と女の情念の世界観を、自分なりに想像しながら読みふけたことがあった。

氏は、母親として生きることよりも、女として生きることを選択した。
女の全てを注ぎ男を愛し、51歳で得度した。

氏の生き方を、悪と見るか善と見るか。
受け止め方は人それぞれだろうが、怪我や大病に悩まされながらも、執筆活動を続けられ長生きできているのだから、もはやその生き方は善なのかもしれない。

橋田氏も瀬戸内氏も、共に90歳を過ぎてかも活字から離れてはいないようだ。
読むだけではなく、書くことも大事なのかもしれない。

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あたしは、日記を書けるある婚活サイトに登録している。
最近は、母のことで日記を書く気持ちにもなれず、書いても母の愚痴が多くなっている(ブログと同じだヮ、泣)
自分のスペースは、自由に使っても良いとされているが、字数制限や使ってはいけないNGワードもある。
折角のスペース。
夢見たエッセイや、短編小説を書いてみるのも良いかもね。

認知症にならないための工夫を、あたしなりにやってみましょ。
でも、なったらその時は、流れに身を任すしかないのかもね。

好きなことを職業にできている方を、尊敬しますヮ。


要介護3 どこまでやってあげれば正解なの・・・?

2021.4.5.(月)Ⅱ

かなり前のこと。
俳優の高橋英樹さんが、ワイドショーで話されていた。

食事の際に、しっかりと噛むために、一口入れたら立ち上がりテーブルの周りを歩いていると。そして飲み込んだら席に着き、同じことの繰り返しをしているのだそうな。

立ち上がることは行儀の面では善くないことかもしれないが、良く噛んで食べるためには善い習慣だと、ある医師から褒められていた。

美代さんは食べ方が下手だ。
箸の使い方は上手だが、口に運ぶまでにこぼしてしまう(筋力の低下?)
スプーンにしても同じで、おちょぼ口故、入り切らずにこぼれてしまう。
加えて、飲み込む前に次の一口を入れるので、口を開けた際に口の中の荒噛みした物がこぼれてしまうことが多々ある。

本人曰く「歯がないのでこぼれてしまう」
確かに歯はないが、総入れ歯がちゃんと入っているではないか。

総入れ歯になると、噛む力は天然の歯に比べ3割なのだそう。
美代さんは噛む力がなく、牛が反芻するようにいつまでもカミカミし、飲み込む前に次の一口を入れてしまう。そして、ポロッとこぼれてしまう。

家で食べるときは、どんなに時間がかかってもいいから、しっかり噛んで飲み込んでから次の一口を入れるようにさせているが、毎回のこと忘れている。
会社勤めや農作業での忙しさで、掻き込む食べ方が習慣付けられたようにも想うが、あまりきれいな食べ方ではない。

「食べるとぎぐれ、すぎなようにさせろ!」
(食べるときくらい、好きなようにさせて)

そうよね。
あたしもそうさせたいけれど、ついつい見てしまうのよ。
見えなければ何も言わなくてもいいし、言われることもないよね。

ご馳走様をした後にも、いつまでもカミカミし、最終的には飲み込むことができず、舌先に追い込み手で掴みゴミ箱へポイポイ。
食べカスをそのままポイは禁止にしてあるが、それもお約束通りに忘れてしまう。


歩くことがままならなくなり、うがい受けを使い半年になるが、未だにうがい受けを何?の様な顔で見る。
なぜ出されたのか、どの様にして使うのかを、毎回忘れている。
そう、毎朝晩。デイの無い日は、朝昼晩と使っているのに、それでも毎回?になる。

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「うがい受けに入歯を外して入れて。上も下も両方外すんだよ。水を口に入れてコポコポペッ!をして。1回だけじゃないよ、前後左右3回くらいやるんだよ」

ここまで言わないとやってもらえないし、一度では聞き取れないので、ゆっくりと3回ほどの説明になる。

「ご飯を食べることは忘れないのに、口濯ぎを忘れるのは何でだろうねぇ、美代さん」

「そだよな~・・・」(他人事だ)

口濯ぎしたうがい受けの中には、外した入歯に付いていた大量の食べカスと、コポコポぺ!で出た食べカスが×△■〇●🔶な状態で浮かんでいる(泣)
一度写真を撮ったことがあるが、あまりにも見苦しいので載せることはできなかった。


今朝も、口から出した食べカスがゴミ箱の中に。
そして、口濯ぎが上手くできずに食事用エプロンが水浸しに。

要介護3の美代さん。
つきっきりで、何もさせずに全てをやってあげればいいのだろうか。

特養入居になったら、介護士に委ねることになる。
見えなければ、お互いが平和で居られる。
ね、美代さん。


プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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