にゃんズの母

「老猫、桐ちゃん18歳、青(せい)くん15歳」「あたし、お洒落大好き還暦」「母、87歳。方言と訛り×認知症要介護3」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

スマホを使いこなせる認知症老人・・・?

2021.1.8(金)

デイケアから新年の福袋を頂いてきた美代さん。
中身はこれ。

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     雪の結晶柄の手袋と、ハンディモップ

自分が興味のある物は離さずに置く美代さん。
頂いた手袋をし、親指と人差し指の色が違うことを気にしていました。
いえいえ、何故違うのかと訊いてきた訳ではなく、ずっと指先を触っていたのです。

この手袋ですが、スマホやタブレット対応になっているそうなのです。
そう、色の違う親指と人差し指でスマホが起動するようです。
でも、美代さんの携帯はガラケー。
最近は、自ら掛けることもなくなりましたし、掛かってきても出方が解らないことも多くなっているので、頂いた手袋で、電話をすることはないでしょう。

先月、裏ボア付きの、ぬっくい(温かい)手袋をクリスマスプレゼントしています。
手袋が二つになり、どちらを掛けてデイに行くかと訊いてみました。

「こっちがいい」

選んだのは、デイからの物。
プレゼントした手袋は、大きくて使いにくいと言われました(泣)
「あったげばいい」(暖かければ良い)と言っていたけれど、あの手袋を使ったのは何日間だったかしら。
あたしの想いは粉砕ですが、まぁ、こんなものでしょうね。
そして、スマホを使いこなせる認知症老人て、どれくらいいるのでしょうね。

【畳と女は新しい方がいい】
何でも、新しい方がすがすがしく、美代さんも同じな様です。

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ハンディモップのケースに吸盤がついていますが、どこにもくっつきません。
一般的には、水を少しつけるとくっつくのですが、この吸盤は水を受け付けないようです(笑)
以前買って置いた少し大きめの吸盤があったので、入れ替えてみたところ、何とか頑張ってくっついてくれています(苦笑)

美代さんが家事をしていた頃にはハンディモップなどありません・・・いや、あっても買うこともなかったでしょうから、見ても使い方も判りませんでした。
あたしが、有難~く使わせて頂きます(⌒∇⌒)

経験値って、大事ですね。


大好きな親 嫌いな親 その介護の形

2021.1.7(木)

今年もあっという間に1週間。
こんな調子で、気が付けば年末・・・などとならないように、何か一つでも進展に繋がるような1年にしたいものです。

昨日は、月に一度の認知症の家族会の日でした。
先月は、コロナ感染拡大で参加を見合わせましたが、昨日は参加してきました。
11月のときよりも参加人数は少なかったのですが、良い話を聞いてきました。

あたしは優しくない娘で、昨日のブログには母をめがけて平気で服を投げつけたことを載せていますが、そのことを相談してしてみました。

介護に携わり、既にご両親を亡くされた、元看護師さんお二人が参加されていました。
あたしの話に驚くこともなく、ニコニコされながら耳を傾けてくださいました。

「それは、実の親だからよ、特に問題はないですよ。そんなときもありますから」

確かに、義両親だったらいくらあたしでも、身体をめがけて投げつけたりはしないだろう。
そこには社交辞令というか、敬う気持ちは起きるはず。
実の親だから、あたし自身に甘えが生じたのかもしれない。


現在要介護5の母親の介護を、在宅で13年というKさんが、遅れてお見えになった。
ベッドから車椅子に移乗させる際に、抱きかかえることが身体に負担になり、何か良い手立てがないかと調べてみたそうな。
すると、【マッスルスーツ】なる物があることを知ったと。

マッスルスーツとは?はて?
後で検索してみることにし、そのスーツの値段に驚いてしまった。
1体、20万円近くするという(はぁ~?)
お若く観えるKさんだが、ご自分の体力が持たず、このスーツを装着することで、移譲をさせる際に身体に負担が少なくて済むとことを知ったと。

身体の負担は少なくて済むが、問題は金額。
レンタルできるか、これから検索してみると仰っていました。

優しくない介護で悩んでいるあたしに、これまで奇声を発したり、訳の判らない単語を並べるだけのお母様が、歌を口ずさむようになられたと。
その姿をとても嬉しく感じ、泣いてしまったと。

わが母美代さんは要介護3で、奇声を発することはないが、思い通りの言葉が出ない自分を嘆いている。その姿を見ているあたしは、

・・・仕方ないよ、認知症なんだから・・・

と、投げ槍にしか思えず、Kさんの優しさがどこから湧いて来るのか訊いてみたくなった。
あたしの想いが通じたのか、Kさんの方から母親との関係性を話してくださった。

「母と私は一卵性親子のような関係でした。とにかく母親が大好きなんです」

母親が大好き・・・。
ここに、あたしとの大きな違いが出てくる。
そもそもあたし母親を嫌っている。
嫌いな人間の介護を、仕方なくやっている。
その差は大きい・・・いやいや、かなり大きい。と、思う。

母娘関係が良好であったKさんには申し訳ないが、あたしの想いは解らないかもしれない。
でも、何れは母も、もっと進行するだろう。
そのとき、Kさんのように優しく接することができるようになるだろうか・・・
できればなりたいと思うが、今は無理。

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     お借りした本。返却はいつでも良いと

主催のIさんの妻様も要介護5で、在宅介護。
ある日、口をモグモグされていたそうな。
ガムを与えてもいないのに何を噛んでいるのかと、口を開けさせると、なんと!輪ゴムを噛んでいたそうな。
でも、そこで慌てることもなく「ウンチと一緒に出るから」で、済ませたと仰っていた。
元看護師のお二人も「ガーゼを噛んでいた人も居たけれど、金物のような危険物でなければね。喉に詰まらせないように、注意は必要ですけれどね」と。

この話を聞かないでいたなら、仮にこの先美代さんが同じような物を口にしていたら、嫌がる美代さんの口を躍起になりこじ開け、指を突っ込んでいる自分の姿を、容易に想像できるあたしだ。

いつかは終わりが来る介護だけれど、何事も、経験に勝るものはないのだと感じた時間でした。


今朝の着替えは、素直に応じてくれた美代さん。
毎日こんなだと、助かるのですけれどね。


心を病んでいる?それとも心が無い?冷徹な女・・・

2021.1.6(水)

またやってしまった。
つくづく、あたしは優しくない。

できるかできないかは、やってみなければ判らない。
母美代さんの常套句だ。

この考えには、あたしも同意する。
でもそれは、健康で物事の判断ができる状態でのこと。

やればできるかもしれない。
でも、必ず途中でできないことが出てくる。
それは、これまでにも何度もあった。
その度に、「でぎね、やってけろ」と言われ、「だから最初からできなことを認めた方が楽でしょ」と、言い続けてきた。

認知症だから言われたことを忘れるの・・・
それとも、母なりのプライド・・・

昨夜から今朝にかけてのあたしは、とてつもなく嫌な人間になっていた。
・・・できると思っているのなら、最後までやればいいじゃん。あんたなんかどうなっても知ったこっちゃない・・・

美代さんは、動かない身体で何とかパジャマに着替えようとしていた。
あたしは観て見ぬふりをしていた。

が、結局できずに「なぁ、助けでけろ」と懇願してくる。
それでも知らんふりを通した。
夜間用尿取りパッドをせずに、パジャマの下を穿かずに寝ようとしていた美代さんを見て、イライラはマックス。

脱いだ衣類は、ベッドの上にあった。
今日も着る気でいたのだろう。
その服を手に取り、思いっきり美代さんめがけて投げつけた。
一応、顔ではなく胴体をめがけたが・・・。

その後はスリッパも投げつけた。
手元が狂い、幸いにも美代さんには当たらなかった・・・が、当たらなかったことが、あたしには悔しかった。

あたしの顔は、たぶん鬼の形相だったはず。
それでも美代さんは怯えることはなく、それどころか、なぜあたしがこんなにも怒っているのかが理解できずにキョトンとしている風だった。

尿取りパッドをあてがいパジャマを穿かせ、勝手に寝ればとその場を去った。
いつもはベッドに寝かせ、中心になるように身体をずらしてあげ、布団も肩まで隠れるようにかけてあげているが、一切やらずに知らんふりを通した。

布団を掛けられないから掛けて欲しいと言われたが、「お昼寝のときには自分で掛けているよね。あたし知ってるよ。自分でできることはやるんでしょ!やればいいじゃない」
美代さんは渋々布団を掛けていた。

煌々と電気は点けたまま。
ベッドの上に置いてあるスイッチを切りに、美代さんの枕元を覗くと、丹前を首に掛けることができないままでいた。
それでも放って置いた。とことん、優しくなれないで居た。

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今朝も、自分でやってみると言い、着替えさせて欲しいとは言って来なかった。
デイケア日は普段着ではない。
何を着て良いのかも判断できずに、服を出して欲しいと言う。

肌着から靴下まで全て並べてやったが、結局できないのだ。
リハパンを交換することも忘れているし、脱ぐはずの肌着の上に新しい肌着を着ようとしていた。

できることは自分で。
でも、できないことは手助けが必要。
そんなことは百も承知している。
「助けでけろ」が出た際にやってあげればいいことなのに、それをするのがとてつもなく嫌なことに感じてしまう。

あたしは心を病んでいるのだろうか・・・
それとも、単なる冷たい人間なだけなのだろうか・・・

あたしの世界の中心には美代さんが居る。
常に、美代さん中心に物事が動く。

あたしは何者なのだろう。


プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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