2021.5.14(金)
特養面会からの帰り、先月まで通所していたデイサービスの、支払いのために立ち寄った。
面会からの帰りで、特養でも穏やかな様子で思いの外馴染んでいたこと・写真を撮ってきたことを伝え、お見せした。
「あぁ~、いつもの美代さんですね。ここでもそうでしたよ。誰も美代さんの事をとやかく言う人はいませんでしたよ」
帰りたと言わないことと、何故特養に入ることになったのかを理解していたことを伝えると、
「親は、子どもに迷惑をかけたいとは思っていません」
施設長のお母様は85歳でお亡くなりになられたそうですが、ずっと言っていたことがあったそうです。
~自分の事ができなくなったら、その時は施設に入るべきで、生き仏(生きている人)が一番大事。生きている人に迷惑をかけないようにすること。生きている人の人生を大切にすること~
特養に入所することになったことを伝えた際に「お互いの為に正しい選択だと思います。これからはご自分のことをお考え下さい」このように連絡帳に返事をしてくださったが、この言葉は亡きお母様から受けた言葉だったのかと、改めて心に沁みました。
家での美代さんは、あたしに対して言いたいことを言っていた。
それは、親子だからなのでしょうね。
特養に入所し2週間とちょっとで、友達ができたと言ってはいたが、本音で言い合えているのかは疑問。
認知症同士の会話は、噛み合わない話が続くこともある。
それでも、聞いてくれている人がいることで安心するのかもしれない。
在宅介護中には、美代さんが話したいときには「後でね」とか「今は忙しいから」と、遠ざけていた。
右から左でも、「うんうん」と、聞いているフリができたら善かったのかもしれないが、あたしにはそんな余裕はなかった。
離れることはお互いの為。
強制的に入れたことを、後悔したこともあった。
いや、今でも正解なのかと時々想う。
「穏やかなままで、100歳まで生きてくれると思います」
「100歳・・・そうですね~」
お世話になったことのお礼を述べて、デイサービスを後にした。
親離れ・子離れ。
美代さんは若い頃に両親を亡くした。
親子の絆というものを、強く思っていたのだろうか。
特養面会からの帰り、先月まで通所していたデイサービスの、支払いのために立ち寄った。
面会からの帰りで、特養でも穏やかな様子で思いの外馴染んでいたこと・写真を撮ってきたことを伝え、お見せした。
「あぁ~、いつもの美代さんですね。ここでもそうでしたよ。誰も美代さんの事をとやかく言う人はいませんでしたよ」
帰りたと言わないことと、何故特養に入ることになったのかを理解していたことを伝えると、
「親は、子どもに迷惑をかけたいとは思っていません」
施設長のお母様は85歳でお亡くなりになられたそうですが、ずっと言っていたことがあったそうです。
~自分の事ができなくなったら、その時は施設に入るべきで、生き仏(生きている人)が一番大事。生きている人に迷惑をかけないようにすること。生きている人の人生を大切にすること~
特養に入所することになったことを伝えた際に「お互いの為に正しい選択だと思います。これからはご自分のことをお考え下さい」このように連絡帳に返事をしてくださったが、この言葉は亡きお母様から受けた言葉だったのかと、改めて心に沁みました。
家での美代さんは、あたしに対して言いたいことを言っていた。
それは、親子だからなのでしょうね。
特養に入所し2週間とちょっとで、友達ができたと言ってはいたが、本音で言い合えているのかは疑問。
認知症同士の会話は、噛み合わない話が続くこともある。
それでも、聞いてくれている人がいることで安心するのかもしれない。
在宅介護中には、美代さんが話したいときには「後でね」とか「今は忙しいから」と、遠ざけていた。
右から左でも、「うんうん」と、聞いているフリができたら善かったのかもしれないが、あたしにはそんな余裕はなかった。
離れることはお互いの為。
強制的に入れたことを、後悔したこともあった。
いや、今でも正解なのかと時々想う。
「穏やかなままで、100歳まで生きてくれると思います」
「100歳・・・そうですね~」
お世話になったことのお礼を述べて、デイサービスを後にした。
親離れ・子離れ。
美代さんは若い頃に両親を亡くした。
親子の絆というものを、強く思っていたのだろうか。