にゃんズの母

「老猫。桐ちゃん17歳、青(せい)くん15歳」「あたし。お洒落大好き還暦」「母。87歳、方言と訛り×認知症要介護1」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、ケンカして、人生一度きり。前向きに生きるためのブログ。

ショートステイを、修学旅行気分で出かけた母

昨日、ショートステイに必要な物を、旅行用バッグに詰め込み、美代さんの部屋の片隅に置いていました。
16時30分に、デイサから帰宅した美代さんは「これな何だ?」と訊いてきました。
当然ですよね、今まで観たことのない物が自分の部屋に置いてあるのですから。

ショートステイ(お泊りという言葉で)に持って行くものだと、軽く説明しました。中身を教えたとしても、すぐに忘れますから。

「これは何だ?」
晩ご飯の時間(18時)までに3回ほど訊かれ、寝る前にやっと「これは泊まりに行くための物か?」と、納得?したような感じでした。

今日は金曜日なので、本来はデイケもデイサも無しの日ですが、お出かけ用の服を用意したことで、デイに行く日と認知はしたようです。

「今日、泊まりさいぐんだべ?どごさ泊まるのよ?」

泊まりに行くことは火曜日から刷り込んでいたので、なんとか記憶に残っていましたが、どこに泊まるかが飛んでいました。

迎えの時間はいつもより30分ほど遅い時間でしたので、美代さんにはゆっくりしてもらい、あたしは持ち物の再度の確認です。
その様子を観ていた美代さんは、

「修学旅行みたいだな。トスもカヅのときもオレが準備してやった・・・」
(弟たち)

これを受けて、あたしはついつい、

「へ~、そうなの。普通は自分の子どもの名前が出るものだけどね・・・」

美代さんは家庭的な母親ではなかったので、あたしの旅行のときは全て自分で用意をしていました。
なので、名前が出なくても仕方がないのですけれどね。
因みに、亡き父との旅行の際には、全てが父の役割でした。
美代さんは、ハンカチ・ちりがみが入ったバッグを、父から受け取るだけ。
(昔は、ティッシュペーパーとは言いませんでした)
細かなことをするのが好きな、父でした。

迎えの車に乗り込んだ美代さんは、いつもはしないことをしていました。
後部座席に座り、ニコニコ顔で手を振っているのです。
紛れもなく旅行気分だったのでしょう。
それに対してのあたしは、手を振ることもせずに、ただじっと美代さんを観ていました。
取り敢えず4日間を無事に過ごしてほしい、それだけの気持ちでした。

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さて、今日から月曜夕方までは、あたしだけの時間。
何をして過ごしましょうか。

1日目、既に半日が過ぎました・・・
何をするでもなしに、こんな風に過ぎてしまうのは勿体ないけれど、GOto・キャンペーンの世間でも、あたしには関係ない。

しばらく食べていない、マックやケンタを買いに行きましょうか。

月曜日、笑顔で美代さんを迎えられることを願って。

PS
美代さんは弟妹の世話で、小学校2年までしか通っていません。
当然、修学旅行には行ったことがないのです。


睡眠薬と、アルツの記憶

午前中、美代さんの睡眠薬の処方を受けに、かかりつけ脳神経外科病院へ。
ひと月前に処方された「ベルソムラ錠」と同じにするか、少し考えていました。
何故なら、飲んだ後の2~3時間後に起きてしまうのだから、効いていないのではないかと思ったからで、でも、これまでは夜中2時~4時の間に必ず起きていたのが、薬を飲むようになってからは、起きることがなくなっているので、やっぱり効いているのかな・・・の素人判断。

このことを担当医師に確認すると、8時に寝たとして朝6時までの間に何度か起きたとしても、睡眠時間は足りているし、目覚めのときにスッキリ起きられているのなら変える必要はないということでした。
そして、毎回言われること。

「運動をしっかりするように・野菜を沢山摂ってください」

「はい」とは答えたけれど、運動はできていません。
美代さんの運動は歩くことだけど、歩きたくないし・歩けない。
もう少し歩くように言うと「ようやく歩いているのに、これ以上どうすればいいんだ?」と、逆切れされる始末だし。
歩くことに関しては、あたしはお手上げです。

野菜は好き嫌いがないので、クタクタに煮たり、あんかけやフードプロセッサーで何とかなっているかな。
出された食事をただ食べるだけ、そして口に合わないものは平気で残す。
並んだ小鉢の中にどんな野菜が入っているのかも、判らなくなりました。
好きな芋類だけは憶えていますが、それ以外はどうでも良いようです。

脳梗塞防止には運動と野菜が良いということなのでしょうけれども、今の美代さんは認知症の方が進行しているので、脳梗塞に関してはそれほど心配していないのです。

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認知症・・・昔は痴呆症と呼ばれていましたね。
大昔からあったのでしょうけれど、平均寿命が短かったので、認知症になる前に亡くなることが多く、目立たなかったのかな。

一昨年の大河ドラマ「西郷どん」
主人公・西郷隆盛の祖母が、食事中にボーっとしているシーンがありましたが、昔の人達は特に気にすることもなく、年寄りになれば誰でもこのようになる・・・の、考えだったのでしょうね。

母方の伯父の息子のアキさんも、この昔の考え方です。
アルツハイマー型認知症が、病気であるということを解ろうとしません。
父親は酒浸りでそれこそ脳梗塞で亡くなり、母親は美代さんの1歳上で未だに農作業に出ている。
アルツの考えが及ばないことも、何となく解りますけれどね。

今朝、美代さんから明日のショートステイのことで訊かれました。

「皆様も泊まるのが?」

「今回はあなただけだよ、順番だからね」

あたしは、大ウソつきです。
ケアマネからは「仕事が忙しくなり、美代さんの食事や着替えなどに手が回らなくなったから」みたいに言うようにとのアドバイスでしたが「すぐに忘れるから、それなりの理由でいいのよ」とも、言われています。

明日から3泊4日のショートステイです。


できないことを認める、頑張らない介護・・・?

何もかもが嫌になることって、ありませんか。

世の中には、あたしのように一人で介護をなさっている方は山ほどいらっしゃるでしょう。
介護を投げ出したいと思うことって、無いのでしょうか。

昨日のショートステイの説明を受けている最中のことですが、

「在宅介護は大変ですよ。皆さんよくやっていらっしゃいます」

と、相談員が仰っていました。
その中でも息子と娘の介護には違いがあるそうです。
息子さんは、とても優しくお世話をするそうです。
でも、行き届いた介護はやはり女である娘さんの方なのだそうです。

娘を持たない親御さんは、息子さんやお嫁さんから受けるしかないのでしょうけれども、これを聴いたあたしは「もっとしっかりとした介護をしろ」と、言われたような、頭をガツンと殴られたような気持になりました。

以前、大家さんも話していましたが(大家さんは二人兄弟の次男)忘れることは仕方のないことだと。
それよりも、できなくなっていることをしっかりとサポートすることが大事なことなのだと。

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だめですねぇ、あたしは。
勿体ない精神と捨てられない症候群のリハパン戦争は、あたしが交換してあげれば済むことなのですが、最近は入歯戦争も起こりつつあるのです。

食事の後、入歯に付着した食べカスですが、その場で外しなめたり手で取り除いたりして、又口に戻そうとする行為は、傍にいる者にとっては決して心地よい光景とは思えません。
洗面所に行き、外して洗い・口すすぎをするように毎回言うのですが、食べ終わったあとの口すすぎの習慣を忘れてきています。(面倒くさいこともありで)

「洗面所」という言葉が出なくなりました。
「流し」(流し台の略)という言葉に置き換えられ、その流しがどこにあるのかも判らくなってきています。
重い腰を上げやっとのこと立ち上がっても、流しのある場所が判らずに室内迷子。足代わりの室内用杖は、毎回置いてけ堀。
洗面所が判らなくなってきた美代さんに、洗面所へ行かせるあたしは、やはり鬼ですかね?

あたしが子どもの頃に住んでいた家には洗面所などはなく、顔洗いも歯磨きも全て台所の流し台でやっていましたが、そろそろ限界で、台所=洗面所にしなければならないようです。
そう言えば大家さんが仰っていましたわ。

「この家は寒いので、冬は洗面所は使わずに台所で口すすぎをさせた方が、お母様のためですよ」

歩かないと益々歩けなくなる。
その想いが強く、何としても歩かそうとしていましたが、もうどうでもよくなりました。
デイケアでリハビリは受けていますが、日ごとに歩けなくなっている母に、これ以上期待をしても無駄なのかもしれません。
今後はもっと歩けなくなるでしょう。

線引きのようなものが必要なのであれば、それは今なのかもしれません。
「歩けない・歩きたくない」という母に、必要最小限の歩行で済むようにしてあげるのが、あたしの役目なのでしょうね。

頑張らない介護。
投げやりな介護とは違うのでしょうけれども、
何だか、何もかもが嫌になってきています。


プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2001年、念願の実家脱出に成功。 2009年、最愛?の夫と死別。 以後、気ままな一人暮らし。 2017年、軽度認知症の母との生活が始まり、 介護と思しきバトルの日々でございます。 動物大好き、特に猫。 酒とお洒落を愛する、普通?の「おんな」でございます。
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