2025.2.17(月)
生きているとまぁ色々な事が起こるもので、わがにゃんズ家でも最近「え?」という想いも寄らない出来事がありました。
わが夫は2009年3月に亡くなっています。来月十七回忌を迎えるのですが、三回忌法要以後は家族のみで営んできました。
夫の親族とは以後特に付き合いはなく、ほぼ断絶に近い状態で義母が亡くなったことも知らずにいました。

昨年末のある日の夕方、ピンポーンとチャイムが。
玄関外にいたのは初老の男性で、地元金融機関から来たのだと名刺を渡され、少し込み入った話になるので中に入らせてくださいと言われた。
いったい何事?といぶかると、男性は「Tさんをご存じですか?」と。
「Tさんは亡き夫の兄ですが」
「実はTさんは亡くなられましたが、そのことを知っていましたか?」
「…広報をみて同姓同名で居住地も同じなのでもしかしたら…とは思いましたけれど、正式には今知りました」
と、金融機関の男性・Aさんとしましょ。
AさんはTさんの遺産の件で伺いましたと。
「Tさんは独身だったのでご弟姉妹に遺産が渡ります。但し、あなたの夫は亡くなっているのであなたの子どもさんに権利が渡ります。遺産の中には負債も含まれますが、Tさんの姉妹は既に放棄すると言っています。あなたの子どもさん方はどのようになさるのか、もし放棄されるのでしたらなるべく早く家庭裁判所に申し立ててください」
人生の中でこんなことは初めてで、一瞬何を言っているの?だったけれど、わかりました、娘たちに伝えておきますと答えた。
するとAさんは、次女さんは嫁いでいますね。次女さん宅にも伺い直接話をしてきますからと。
・・・親族の行方って、簡単に調べられるのね・・・
夫の姉妹が相続放棄をしているのだから、娘たちも当然のごとく放棄を希望し、盛岡家庭裁判所で手続きのやり方を教えてもらった。
本来ならば被相続人が亡くなってから3ヶ月以内に手続きをしなければならないのだが、亡くなったことを正式に知ったのは金融機関のAさんが訪れた日だったので、今回はそれを認めてもらえることに。

市役所で書類を揃えることに少し手間どった。
長女は同じ戸籍だからわたしが申請することに問題はなかったけれど、次女は別の戸籍になっているわけで、わたしが申請するには委任状が必要と。
市役所と次女宅を行ったり来たり。
知らないって罪よね(苦笑)。

家裁への申述書提出は問題なく済ませた。
あとは結果として受理されるか、されないか。
仮に受理されなかったときは、不服申し立て(即刻抗告)をすることができるようです。
「わたしも独身だから、死んだ後でサキや甥っ子たちに迷惑かけないようにしなきゃ…」
今回のことは娘たちにとっても勉強になったわけだけれど、数日間のドタバタは本心では迷惑な話よね…と。
義兄の最期の状況は知らないけれど、あの世とやらでは夫と出会え、もしかしたらわたしの悪口で盛り上がっていたりして…(苦笑)。
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生きているとまぁ色々な事が起こるもので、わがにゃんズ家でも最近「え?」という想いも寄らない出来事がありました。
わが夫は2009年3月に亡くなっています。来月十七回忌を迎えるのですが、三回忌法要以後は家族のみで営んできました。
夫の親族とは以後特に付き合いはなく、ほぼ断絶に近い状態で義母が亡くなったことも知らずにいました。

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玄関外にいたのは初老の男性で、地元金融機関から来たのだと名刺を渡され、少し込み入った話になるので中に入らせてくださいと言われた。
いったい何事?といぶかると、男性は「Tさんをご存じですか?」と。
「Tさんは亡き夫の兄ですが」
「実はTさんは亡くなられましたが、そのことを知っていましたか?」
「…広報をみて同姓同名で居住地も同じなのでもしかしたら…とは思いましたけれど、正式には今知りました」
と、金融機関の男性・Aさんとしましょ。
AさんはTさんの遺産の件で伺いましたと。
「Tさんは独身だったのでご弟姉妹に遺産が渡ります。但し、あなたの夫は亡くなっているのであなたの子どもさんに権利が渡ります。遺産の中には負債も含まれますが、Tさんの姉妹は既に放棄すると言っています。あなたの子どもさん方はどのようになさるのか、もし放棄されるのでしたらなるべく早く家庭裁判所に申し立ててください」
人生の中でこんなことは初めてで、一瞬何を言っているの?だったけれど、わかりました、娘たちに伝えておきますと答えた。
するとAさんは、次女さんは嫁いでいますね。次女さん宅にも伺い直接話をしてきますからと。
・・・親族の行方って、簡単に調べられるのね・・・
夫の姉妹が相続放棄をしているのだから、娘たちも当然のごとく放棄を希望し、盛岡家庭裁判所で手続きのやり方を教えてもらった。
本来ならば被相続人が亡くなってから3ヶ月以内に手続きをしなければならないのだが、亡くなったことを正式に知ったのは金融機関のAさんが訪れた日だったので、今回はそれを認めてもらえることに。

市役所で書類を揃えることに少し手間どった。
長女は同じ戸籍だからわたしが申請することに問題はなかったけれど、次女は別の戸籍になっているわけで、わたしが申請するには委任状が必要と。
市役所と次女宅を行ったり来たり。
知らないって罪よね(苦笑)。

家裁への申述書提出は問題なく済ませた。
あとは結果として受理されるか、されないか。
仮に受理されなかったときは、不服申し立て(即刻抗告)をすることができるようです。
「わたしも独身だから、死んだ後でサキや甥っ子たちに迷惑かけないようにしなきゃ…」
今回のことは娘たちにとっても勉強になったわけだけれど、数日間のドタバタは本心では迷惑な話よね…と。
義兄の最期の状況は知らないけれど、あの世とやらでは夫と出会え、もしかしたらわたしの悪口で盛り上がっていたりして…(苦笑)。
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