にゃんズの母(認知症と猫とわたし)

「老猫、桐ちゃん20歳(2023.7.14没)、青(せい)くん19歳。琴ちゃん4歳。黒ちゃん4歳。常くん3歳。連くん1歳」「わたし、お洒落大好き還暦過ぎたおんな」「母、91歳。認知症要介護5で、完全車椅子生活。地域密着型の特養に入所」 ねこ、お洒落、母の認知症と日々のあれこれについてを綴っています。 泣いて笑って、愚痴満載(苦笑) 今生は一度だけ、前向きに生きるためのブログです。

相続放棄の申述書(遺産には負債も含まれる)

2025.2.17(月)

生きているとまぁ色々な事が起こるもので、わがにゃんズ家でも最近「え?」という想いも寄らない出来事がありました。


わが夫は2009年3月に亡くなっています。来月十七回忌を迎えるのですが、三回忌法要以後は家族のみで営んできました。

夫の親族とは以後特に付き合いはなく、ほぼ断絶に近い状態で義母が亡くなったことも知らずにいました。

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昨年末のある日の夕方、ピンポーンとチャイムが。
玄関外にいたのは初老の男性で、地元金融機関から来たのだと名刺を渡され、少し込み入った話になるので中に入らせてくださいと言われた。
いったい何事?といぶかると、男性は「Tさんをご存じですか?」と。

「Tさんは亡き夫の兄ですが」

「実はTさんは亡くなられましたが、そのことを知っていましたか?」

「…広報をみて同姓同名で居住地も同じなのでもしかしたら…とは思いましたけれど、正式には今知りました」


と、金融機関の男性・Aさんとしましょ。
AさんはTさんの遺産の件で伺いましたと。

「Tさんは独身だったのでご弟姉妹に遺産が渡ります。但し、あなたの夫は亡くなっているのであなたの子どもさんに権利が渡ります。遺産の中には負債も含まれますが、Tさんの姉妹は既に放棄すると言っています。あなたの子どもさん方はどのようになさるのか、もし放棄されるのでしたらなるべく早く家庭裁判所に申し立ててください」

人生の中でこんなことは初めてで、一瞬何を言っているの?だったけれど、わかりました、娘たちに伝えておきますと答えた。
するとAさんは、次女さんは嫁いでいますね。次女さん宅にも伺い直接話をしてきますからと。

・・・親族の行方って、簡単に調べられるのね・・・


夫の姉妹が相続放棄をしているのだから、娘たちも当然のごとく放棄を希望し、盛岡家庭裁判所で手続きのやり方を教えてもらった。

本来ならば被相続人が亡くなってから3ヶ月以内に手続きをしなければならないのだが、亡くなったことを正式に知ったのは金融機関のAさんが訪れた日だったので、今回はそれを認めてもらえることに。

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市役所で書類を揃えることに少し手間どった。
長女は同じ戸籍だからわたしが申請することに問題はなかったけれど、次女は別の戸籍になっているわけで、わたしが申請するには委任状が必要と。
市役所と次女宅を行ったり来たり。
知らないって罪よね(苦笑)。

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家裁への申述書提出は問題なく済ませた。
あとは結果として受理されるか、されないか。

仮に受理されなかったときは、不服申し立て(即刻抗告)をすることができるようです。


「わたしも独身だから、死んだ後でサキや甥っ子たちに迷惑かけないようにしなきゃ…」

今回のことは娘たちにとっても勉強になったわけだけれど、数日間のドタバタは本心では迷惑な話よね…と。


義兄の最期の状況は知らないけれど、あの世とやらでは夫と出会え、もしかしたらわたしの悪口で盛り上がっていたりして…(苦笑)。


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おかあちゃんと呼んだら娘と認識してくれる…?

2025.2.16(日)

母美代さんが入居している施設へ、届け物があるので面会の予約を入れた。
前回はガラス戸越しだったけれど、まだ続いているらしい。
暖かくなるまではこの状態が続くのかな…?

耳の聞こえはよい美代さんだったけれど、反応が薄くなってきている。それがガラス戸を挟んだら更に聞こえづらくなるわけで、会話らしい会話もできなくなってしまう。
1日でも早く解除になることを願うばかりね。

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面会にはいつも花を届けている。
なるべく季節の花にしたいと思っているけれど、冬はね、なかなかそうはいかないわね。

花より団子の美代さんだけれど、1年くらい前までは花を観て自ら「きれいだな」と言ってくれていたけのが、最近では施設スタッフから促され、言わせられているように見えてしまう。


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トルコキキョウは好きな花。長持ちもするしね。


母を美代さんと名前で呼ぶようになってから、7年。
面会時も美代さんと呼んでいるけれど、わたしのことを娘と認識してもらうためにも、そろそろ「おかあちゃん」と呼んでみようか…。


美代さんの居室に入れるようになるのは、いつになるのかしらね。


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看取り…自分の最期を想像できるかと問われて

2025.2.15(土)

2ヶ月ぶりに、認知症の人と家族の会へ参加してきた。

強風で雪もちらついていたので、家を出る直前まで行こうか行くまいか迷ったけれど、閉じこもってばかりでは精神衛生上良くないかな…てね。
毎回テーマは決まっていないけれど、その時の話題と流れでなんとなく決まっていく。

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昨日は自分の最期を想像できるか…どんな死に方をしたいかとう流れに。
30代・40代の人たちは全く想像できないと。そして考えたこともないと。
そりゃそうだよね。わたしだってあれくらいの年齢のときは死ぬことなんて考えもしなかったもの。

まやさんはどうですか?と訊かれ、大晦日のヒートショックの話を出した。
マジで死ぬんじゃないかってとても怖くなり、このまま死ぬのは絶対イヤだって。なぜって、わたしには使命があるから。にゃんズたちを看取るまでは絶対死ねないという使命が…なんてちょっとカッコよさげなことを話した。

でもこれは大袈裟なことではなく、アニマルセラピーという言葉があるように、動物を飼ったり接したりすることで、生きる力が湧いてくるのだと。


主催のIさんから看取り犬の話が出た。
わたしはピンときた。

そう、その犬の名前は「文福」
依然テレビでも紹介された犬で、介護施設で飼われているコ。

入居者の死期を感じ取り部屋の前に座る。
その様子で職員や家族は中に入れてあげる。と、文福はベッドに上がり、入居者に添い寝をしてくれる。

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文福のことは尊敬するブログ友の(友と呼ばせてください)あんず様のブログで知った。
実話を基にした内容で、号泣の連続だった(苦笑)。


Iさんは、ねこにはできないことって言っていたけれど、ねこにだってできるのよ!って、心の中で呟いた。

一昨年天に召されたねこ娘の桐ちゃんは、わたしが具合が悪く臥せっていたときなどは、枕元にそっと寄り添ってくれるコだったもの。


犬や猫から力をもらうことだってある。
このコのために頑張れるって思うことは、自分自身のためにもなっているのだから。


参加者の中には、子どもや孫たちに看取られることもなくひっそりと死んでいきたい…という人も。


最期の形は全くわからないけれど、できることなら苦しまずに逝かせてほしいと願う。


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プロフィール
こんにちは、にゃんズの母と申します。 2009年に夫を亡くし、現在は独身の長女と5にゃんズとの7人暮らし。 人生も残り三分の一となり、イマを精一杯生きている60代です。
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